山東省済南市にある府学文廟(孔子廟)の復元?修繕工事は順調な進展を見せている。府学文廟の大成殿から、南の大成門までを結ぶラインにある伝統建築群の工事は基本的に完了しており、今年の6月には、プロジェクトの完成形が見えてくる予定だ。工事完了後は、府学文廟と泉城路、芙蓉街、曲水亭街、大明湖などが一体となって、済南市の特色ある文化エリアを構成する。府学文廟は宋代熙寧年間(1068年-1077年)に建設されたもので、2005年9月に済南市による大規模な復元?修繕工事がスタートした。建築面積4684.8平方メートルのうち、修繕される建築物の占める面積は1395.4平方メートルに上る。