大型で強い勢力の台風9号(国際名:ムイファー)は、7日午前6時現在、上海付近を通過しさらに北上しています。上海では、屋外広告の看板が落ち、一部地域で短時間の停電が発生した他は、大きな被害はありませんでした。現在、上海では31万人が安全な場所に避難しており、警報が解除され次第、それぞれ帰宅することになっています。
山東省気象局が7日朝発表した予報によりますと、台風9号は8日早朝から午前中にかけて、山東省を通過、あるいは、山東半島をかすめるとしています。その影響で、7日午後から夜にかけて、山東省沿海部では風速が25メートル以上となり、局地的に豪雨となる見込みです。
6日、台風9号の影響により、浙江省の杭州や寧波、紹興などで豪雨となりました。浙江省政府は33万人あまりを避難させ、3万隻以上の船舶を港に退避させました。(翻訳:ZHL)