2014年5月10日、第21回北京大学生映画祭の授賞式が行われ、大学生が選ぶ各賞の受賞者が発表された。新浪が伝えた。
21回目を迎えた北京大学生映画祭は名前が示すように、大学生たちが優秀な作品や役者を選ぶという映画賞。映画に対する若者への影響度がダイレクトに分かるとして、毎年高い注目を集めている。
最優秀作品に選ばれたのは、曹保平(ツァオ?バオピン)監督の「狗十三」。父親が後妻を迎え、異母弟が生まれるという事態に直面した中学生の女の子の揺れる心情を描いた作品だ。最優秀監督には、「白日烟火」(Black Coal、Thin Ice)で第64回ベルリン国際映画祭グランプリの金熊賞を獲得したディアオ?イーナン監督が選ばれた。
最優秀女優賞には、映画「北京ロマンinシアトル」が予想外のヒットとなった女優湯唯(タン?ウェイ)が選ばれた。最優秀男優賞は、香港映画「激戦」で格闘技選手を演じた張家輝(ニック?チョン)が獲得している。
最優秀賞を獲得した湯唯と張家輝はどちらも、若者世代にも演技派として広く認知されている。今回、初めて同映画祭にやって来た湯唯は受賞に当たって、「もしも今後、何度も選択肢を与えられても、やっぱり役者の道を選びたい」と語っている。