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漢字を愛する日本人、廃止しなかった理由は?

2014-08-07 ソース:本社

 

日本語の常用漢字は2000字弱に達し、学のある日本人ならばこの漢字をすべて覚えているはずだ。日本人はなぜ韓国人のように漢字を廃止し、ひらがなやカタカナだけを使用しないのだろうか?

日本も漢字廃止を検討したことがあるが、最終的に保留が決定された。日本は歴史上、長期に渡り漢文を使用していたため、多くの漢文の用語が日本語に使用されている。角川国語辞典の6万218語のうち、漢文に由来する言葉が全体の55%を占める3万3143語に達している。

漢字は日本で長期的に使用され、深い影響を与えたことから、かなが発明されてからも日本語から漢字が廃止されることはなかった。漢字は現在も、かなと混ぜて使用されている。その後、日本語から漢字を廃止するよう主張する人物が現れたが、日本の各界から反対され、現在も実現されていない。漢字は日本語の中で、重要な地位を占めている。日本政府は戦後、1850字の常用漢字表を発表した。日本政府は1981年にも常用漢字表を発表し、字数を1945字に増やした。これは漢字が日本語の中で、依然として強い生命力を持っていることを意味する。

 

日本の専門家は、「日本人は韓国人よりも賢明だ。一つの字を廃止すれば、その字が背負う文化を捨て、その字の裏側にある宝物をなくすことになる。事実は、日本が正しかったことを証明した。中華文化は豊かな宝の山だ。日本が、一部の偏執狂の愛国主義者のために漢字を廃止していたならば、どれほどの損失になっていただろうか。韓国人は今になり後悔しているが、もう手遅れだ」と述べた。

 

日本の漢字検定試験は1級~10級の12段階に分かれている。日本は漢字字体の開発でトップの地位を占めており、その漢字データバンクは中国の7倍の規模に達している。漢字は中国のものだが、日本文化に溶け込む妨げにはならなかった。日本のデザイナーは漢字をこよなく愛しており、一般人も漢字を好むことから、日本の漢字産業は近年も発展を続けている。漢字は日本に伝わってから、日本人の日常生活に浸透し、日本文化の切り離せない部分となった。

 

日本のテレビ番組は、漢字のクイズ番組を放送している。日本人は漢字を活用しており、日本人が改造した漢語が中国に逆輸入されている。電話、哲学、社会主義などの和製漢語が、中国大陸に広く吸収された。近代以降、漢字の廃止 制限を主張する声が時折上がったが、日本人の漢字に対する好みを変えることはなかった。日本人の漢字に対する熱意は近年、漢字産業の発展を促している。漢字検定試験の受験者は英検を上回り、漢字の関連本やクイズ番組も日本で人気がある

 

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(チャイナネット)

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