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アリババがロボットに投資、Pepper量産

2015-06-29 ソース:news.cn

 

このほど、アリババ?グループはフォックスコンと共同で、日本のソフトバンク傘下のソフトバンクロボティクスホールディングス株式会社(SBRH)に対してそれぞれ145億円の投資を行うことを明らかにした。調印された合意によれば、アリババ、フォックスコンはそれぞれSBRHの株式の20%を保有し、ソフトバンクが60%を保有し、3者は協力してロボット産業のグローバルな開発と開拓を行っていく。

2012年初め、ソフトバンクはフランスのロボット専門企業アルデバランロボティクス社を買収し、これをもとにSBRHを設立し、2014年には続けてロボットの表情クラウド、感情センサー技術などの関連技術?商品を扱ういくつかの企業を買収、あるいはそうした企業に投資した。現在、SBRHは世界初の感情を持つロボット商品Pepper(ペッパー)を擁する。これは人の表情、声のトーンから喜びや怒りなどの感情をおしなべて識別することができ、人類の感情にもとづいて反応することができる。ユーザーは、スマートフォンと同じようにApp storeからアプリをダウンロードすることができ、多くの機能を備えさせることができる。例えば、老人に付き添っておしゃべりをし、同時に決められた時間に薬を服用することをうながし、老人の体に起こる異常を察知することもできる。また、銀行の窓口やファストフード店でインフォメーションを提供したり注文のサポートすることなどもできる。

アリババ?グループ取締役会主席のジャック?マー氏は以下のように述べている。将来、ロボット産業は医療、公共サービス、研究、スマートハウスなどの分野で科学技術のブレークスルーを促すカギとなる分野である。ロボットの広範な応用は産業構造、思考方法、社会発明に新たな変革をもたらすだろう。アリババはクラウド?コンピューティングとビッグデータの分野で大きなアドバンテージを持っており、これはスマート製品とロボットの研究開発に有力なバックアップとなる。将来のロボットはさらに賢くなり、「人」の感覚や思考、知恵といった能力を備えるようにさえなるだろう。

業界専門家の分析によれば、ロボット産業の大きな市場はアリババが考慮する重要な要素だという。現在、ロボット産業はすでに世界各国が高度に注目する戦略型新興産業であり、例えば中国が提起している「メードインチャイナ2025」戦略でも、NC工作機械とロボットがはっきりと十大分野の中に挙げられている。このほか、先進国も相次いでロボットをバックアップとする製造業復興計画を打ち出しており、ドイツのインダストリー4.0、日本のロボット新戦略、米国の製造業ルネサンス計画などがある。

マッキンゼー?アンド?カンパニーの予測によれば、2025年までに、ロボットが製造業、サービス業に応用、創造する生産高は1兆7000臆ドルから4兆5000億ドルとなるという。国際ロボット連合会の報告によると、中国の産業ロボットの需要は急速に伸びており、その年率は25%以上で、世界最大のロボット市場になっている。

【Pepper(ペッパー)とは】 

Pepper(ペッパー)は高さ121センチ、重さ28キロで、小学校低学年の子どもとほぼ同じ。10.1インチのタッチ式ディスプレーを備えている。ロボットの頭部にはマイク、3Dセンサー、2台のカメラが装備され、人の表情、声のトーンから喜びや怒りなどの感情をおしなべて識別でき、また人類の感情に反応することができる。このため、世界初の感情を備えたロボットと呼ばれる。

Pepperは独特のオープンなオペレーティング?システムを持つ。ユーザーはスマートフォンと同じようにApp storeからアプリをダウンロードし、多様な機能を加えることができる。例えば、老人に付き添っておしゃべりをし、同時に決められた時間に薬を服用することをうながし、老人の体に起こる異常を察知することもできる。また、銀行の窓口やファストフード店でインフォメーションを提供したり注文のサポートすることなどもできる。サービス能力も、備えている学習効果機能によって絶えずレベルを高め改善することができる。

ソフトバンク?グループは今年2月に機能アプリ開発のためデベロッパー向けに300台のPepperを販売した。1年余りの研究開発を経て、Pepperは現在200余りのアプリを有するようになった。6月20日、Pepperの一般ユーザー向け販売が開始された。

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