欧州で初走行する中国製の高速列車。
汽笛と共に中国が欧州に輸出した初めての高速列車が現地時間15日午前、無事に走行開始した。マケドニアの首都スコピエ駅を出発し、最終的に東部の都市ヴェラス駅に到着した。中国新聞網が伝えた。
同日、マケドニア政府は中国中車株州電力機車有限公司製のこの高速列車の初走行に際し盛大な式典を行ない、マケドニアのグルエフスキー首相と在マケドニア中国大使館の温振順大使らが出席した。
グルエフスキー首相はこの列車に対し高評価をしており「マケドニアはすでに30数年以上、鉄道システムへの大規模な投入を行っていない。政府の計画に基づき、今後は総額6億ユーロを投資し、鉄道交通システムを全面的にグレードアップさせる。中国から購入した6台の高速列車はこの計画の一部であり、これらの車両はすべて使用開始後にはマケドニアの旅客輸送量の60%を担うことになる」と話す。
マケドニアの高速列車プロジェクトは中国が欧州に輸出した初の高速列車プロジェクトであるだけでなく、欧州のTSI(相互運用性に関する技術仕様書)に適合し、中国の列車の欧州市場への進出第一号でもある。これより前、中国が欧州に輸出した鉄道製品は一般的に電気機関車、地下鉄、ライトレールだった。