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南昌市の前漢・海昏侯墓で孔子の屏風

2015-12-30 ソース:japanese.china.org.cn

 

考古学発掘スタッフは12月28日、江西省南昌市にある前漢?海昏侯墓の主棺の内棺を再び調査し、金器や玉器、紡績品の痕跡の他、いくつかの漆器の箱を発見した。

専門家による清浄を経て、金の板の全貌が明らかになった。その光沢は、2000年間地下に埋められたのにもかかわらず当時のままだ。これら金の板は寸法や厚さが統一されていない。専門家によると、1枚あたり1五キロ前後の重さだという。

海昏侯墓で出土された孔子の屏風には、孔子の絵に加え、孔子の略歴を紹介した文字がある。北京聯合大学の歴史研究者である王楚寧氏が編纂した「海昏侯墓孔子屏風浅釈」では、屏風に書かれた文字は、孔子の基本的な情報を紹介したものであるとしている。これ以前に伝わる書籍などには、孔子の姓名を完全に記載したものはなかったが、この孔子の屏風にははっきりと「字中(仲)尼,姓孔,子氏」とある。つまり孔子の姓、氏、字が完璧に記録されているのだ。

「海昏侯墓孔子屏風浅釈」によると、孔子の屏風に書かれた文字の2列目に「魯昭公六年、孔子蓋卅矣」と、孔子が30歳だったときの年が明記されている。ここから逆算すると、孔子が生まれたのは魯襄公7年(紀元前566年)となる。この生誕年は「春秋公羊伝」と「春秋穀梁伝」に記載された年より14年早く、「史記?孔子世家」に記載された年より15年早い。

 

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