【新華社北京2月12日】春節(旧正月、今年は2月16日)を間近に控える中、中国国家旅遊局データセンターは8日、今年の春節連休中(2月15日~21日)、中国国内の旅行者数は前年同期比12%増の延べ3億8500万人、観光収入は同比12?5%増の4760億元に達する見通しだと発表した。また発表によると、観光市場は次の4つの特徴を示している。
第一に、観光市場は旺盛で、一家での旅行が主流となる。2018年第1四半期(1-3月)に旅行をしたいという中国人は83%に達し、このうち48?9%が春節期間中の旅行を計画している。
第二に、比較的離れた目的地への観光ニーズが旺盛である一方、周辺地域でのレジャーも新しいトレンドとなっている。春節期間中に国内旅行を望む人のうち、比較的離れた目的地への旅行を選んだ人の割合は65?9%に達した。南方地域での避寒や北方地域での雪遊びが多くの観光客を引きつけている。近郊旅行を選んだ人の割合は34?5%で、春節期間中の親戚回りや家族での近場の旅行の人気が高まっていることがうかがえる。
第三に、レジャー旅行が観光旅行を上回り、旅行での体験がより重視されている。調査によると、リゾートやレジャーは観光を上回り、春節期間中に旅行する第一の目的となった。仕事のストレスを解消するためにリゾートやレジャーに行く人は、旅行希望者の50?5%に達した。
第四に、時期や目的地の選択がより自由になり、消費の選択がより理性的になっている。調査によると、公定連休期間より前に旅行に出かけたり、後に帰ってきたりする人の割合はますます高くなっている。春節観光市場は、休暇期間の枠を越え、春節後へと拡大する傾向を示している。