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国慶節の北京 美を競う花壇

2009-09-23 ソース:CRI
10月1日の国慶節まで後一週間ほどとなりました。
北京では木々の葉はまだ色が変わり始めていませんが、朝晩の気温がぐっと下がり、秋が近くなったと実感しています。市内を散策すると、街角の景観の変化に気がづきます。今年も国慶節の花壇が美しさを競うシーズンになりました。
60周年だけあって、今年は花壇も大きく、デザインも凝っています。オーソドックスの サルビアやケイトウ、菊のみならず、ホウセンカ、 ベゴニア、 オオハンゴンソウ、パンジー、 ペチュニア、 コリウスなど、種類も色も色とりどりです。 

■五四大街付近の花壇

やはり代表的なのは、北京の目抜き通り「長安街」沿いに並ぶ大型花壇です。約50キロほどの沿道に、22ヶ所あり、総面積は10万平米以上だそうです。ちなみに、北京市全体では4400万株の花を使っていて、330万株が長安街沿いに使われています。

色彩りやテーマもそれぞれ異なり、一つずつゆっくり楽しめます。本格的な紹介は次回にしますが、まずはいくつかをピックアップしてご覧に入れます。

■西単入り口にある「玉振之鳴」。モチーフは古代の民族楽器。近くには有人宇宙飛行を記念した「神州飛天」の花壇もす ■民族文化宮前の「金石之声」。古代の楽器「編鐘」のデザイン

■軍事博物館前の「平和の歌」、白い鳩が羽ばたく花輪のデザイン。右下の写真同

長安街にはまた大手銀行や政府機関などの集まる場所でもあります。各会社や機関の入り口にもそれぞれの工夫が凝らされていました。

中には、このように街全体を赤く飾り付けた通りもありました。

ちなみに、この週末に急ピッチでこしらえたこの放送局の玄関はこんな様子です。おしゃれさに欠けるかもしれませんが、コンパクトで洗練されているデザインが特徴と言えましょう。

 

一方、天安門広場は2週間前と比べて、祝賀ムードがさらに高まりました。

まずは、天安門城楼前に整備された特設の観客席。真新しい赤いじゅうたんが青空によく映えます。私が通った時、ちょうどスタッフたちが配線などの検査をしていたようでした。

なお、広場には56の少数民族の象徴として、56本の「民族柱」が立てられました。赤と金の組み合わせは中国らしくて、広場が鮮やかになりました。

何よりも目立つのは、LEDの大画面がまた増えたこと。今年は「人民英雄記念碑」の両側に設置されました。それぞれ幅50メートル、高さ7.5メートル。今までは、祝祭日になると、大画面と同じサイズのスローガンが印刷された看板が掲げていました。LEDだといく通りのスローガンを順番に表示することも可能の上、映像も放映できます。デジタル化時代の賜物と言えましょう。
関係者の話では、LEDは祝祭日のみの設置で、普段は撤去されるということです。

国慶節までまだ日がありますが、天安門一帯は見物客がたいへん多く、にぎやかでした。家族連れの北京市民の姿も多かったです。長安街を通る人々の中から、時々「きれいね」と歓声が聞こえてきました。

時間に余裕のある方なら、一度はぜひ長安街を走る市バス(1番、10番など多数)に乗ってゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。(文&写真:王小燕)

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