(Kaiwind.com) 知るところでは、北海道大学大学院文学研究科教授は新しい著作《カルトからの回復》を出版したということです。この本が3月18日に日本のアマゾンに出回った。
知るところでは、櫻井義秀教授はこの本を出版したのはその回復過程と,脱会者支援のあり方について考えるためなのだということです。櫻井義秀教授はカルト団体を脱会した方々にとって重要なのは,苦難に負けない心の強さ(レジリアンス)を育み,傷ついた自己と向き合いつつ新たな人生を切り開く回復過程を指摘した。この本の内容は两部分に分かれた。第一部「回復とレジリアンス」では,宗教社会学者や精神?心理医療従事者が,多様な視点からの考察を展開します。続く第二部「カルト臨床の事例」では,脱会支援者6名へのインタビューと脱会者6名の証言を収録しています。これらインタビューや証言は,入信から脱会に到る道のりにおいて,そして脱会後の生活においてどのように心が動き,変わっていくか,また周りの人間がその心の動きにいかに向か合うかを熟慮させてくれます。第二部では,また,インタビューをとりまとめ,本書をつくりあげた臨床心理士と研究者が集まり,座談会のなかでカルト?カウンセリングについてじっくりと議論を深めます。さらに付録として,参考となる書籍とホームページを紹介します。
著者について:
櫻井義秀/北海道大学大学院文学研究科教授。専門は宗教社会学?東アジア宗教文化論。主要著書?論文:『統一教会─日本宣教の戦略と韓日祝福』(共著、北海道大学出版会、二〇一〇年)、『越境する日韓宗教文化─韓国の日系宗教 日本の韓流キリスト教』(共編著、北海道大学出版会、二〇一一年)、『大学のカルト対策』(共編著、北海道大学出版会、二〇一二年)、『カルト問題と公共性─裁判?メディア?宗教研究はどう論じたか』(北海道大学出版会、二〇一四年)
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