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カルト「二世」問題
    
2017-04-01    筆者:编译:风痕    

カルト信者やカルト的団体のメンバーの中で、常に子どもたちへの人権侵害が疑われるという問題があります。いわゆる「二世問題」です。

親は団体の教えに従い、特有の価値観に基づいて、子供を育てます。それで、子供たちが成長する過程に、一般では許容できる行動を親に規制される一方、親との深い関係の葛藤があり、それに、一般的な常識とはかけ離れた教義に基づいて育てられた価値観、そして教団・団体への忠誠、そこでの活動の強制、学校での価値観の異なる同級生と関わることの困難や忌避などに、心を悩ませることが多くあります。そして社会に出て直面する問題は更に複雑なものになり、二世の心が大きく揺れ動くこともあります。そんなときの親や団体側からの強い働きかけ、また団体外の社会の側からの要請が、その後の人生の選択を大きく左右しがちです。また、もし仮に勇気を振り絞って脱会できたとしても、家族関係は崩壊し、さらには植え付けられた恐怖感や罪 悪感に苛みつづけて自由に生きられないこともあります。

世界的にも、カルト問題を考えるときには「Born and Raised」(そこで生まれ育ったメンバーのこと)が大きなテーマの一つになっており、特にどのように対応するかが問題とされています。日本脱カルト協会では、二世の声に耳を傾けて、身体健康の保護、婚姻、学問や教育の受容、職業選択などの自由と人権擁護の視点から取り組みを始めています。

ここで、カルト団体内の二世の問題を取り上げた書籍、また脱会した二世たちの手記を何冊かご紹介します。ぜひこの二世問題にも目を向けて頂きたいと思います。

手記・体験談:

秋本弘毅 1998 「エホバの証人のこどもたち」 わらび書房

大沼安正 2002 「人を好きになってはいけないといわれて」 講談社

佐藤典雅 2013 「ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録」河出書房新社

坂根真実 2016 「解毒」 角川書店

高田かや 2015 「カルト村で生まれました」 文藝春秋

日本脱カルト協会編 2011 「二世が語る」、「脱会と回復」 日本脱カルト協会会報,第16号特集Ⅱ 日本脱カルト協会.

紀藤正樹・山口貴士 2007「カルト宗教 性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか」 (アスコム)

黒田文月 2007 「家族の宗教問題で悩む青年期男性の心理療法:カルト2世からの解放と自立」 心理臨床学研究(24)664-674

ネットリンク:http://www.jscpr.org/archives/208

二、刊行物の紹介

日本脱協会:当会は破壊的カルトの諸問題の研究をおこない、その成果を発展・普及させることを目的としたネットワークです。心理学者、聖職者、臨床心理士、弁護士、精神科医、宗教社会学者、カウンセラーそして「議論ある団体」の元メンバー等により構成されています。

ネットリンク:http://www.jscpr.org/

三、同協会が推薦した上記一部の作品の紹介

1、「エホバの証人のこどもたち」の紹介

 

 

 

子どもに対する輸血拒否などで話題にのぼる「エホバの証人」。特殊な環境下での子どもたちの実状と彼らが、吐き出したくても吐き出すことができなかった内面の素直な思いを、できるだけ現実に即した姿で描く。

本書により、多くの思考をもたらした。このエホバの証人の存在が子どもたちにとってどのような意味があるのか、また日本社会の中で異質な背景を持つ者が何を感じしていたか。本書はこのような特殊な人たちのことへの注目を集めた。

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4898251331?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

2、「人を好きになってはいけないといわれて」の紹介

 

本書は自叙伝である。

新興宗教信者の両親のもとに生まれた著者は、小学校の時に両親の信仰に疑問を持ち始めていた。両親にその疑問をぶつけても、返ってくるのは納得できないような言葉ばかり。『人を好きになっちゃいけない』どんなシーンでいわれたか覚えていない。でもそれは日常的なことで、著者は慣れてしまった。

小学校6年生の時に3回の家出をした。1度目と2度目は自転車で山形県から東京に向け家出をした。3度目は親の金を盗み東京まで行った。それに、「両親が教会をやめたら学校に行く」と主張して登校を拒否したことがある。だけど両親は変わらなかった。それから、著者はすべてを疑い、誰も信じられなくなっていた。中学校時代は引きこもり、外界との接点はパソコンのみという三年間を送った。そして、なかった。それから、著者はすべてを疑い、誰も信じられなくなっていた。ちゅうがっこう中学校時代は引きこもり、外界との接点はパソコンのみという3年間を送る。そして、16歳で上京、さまざまな仕事をする。17歳で大検を受験しほどなく合格。同時に自叙伝を書き始める。19歳。大学入学を目指して予備校に通う。本書は心の自由を求めて信念を貫いた自叙伝(ノンフィクション)であり、少年の魂の叫びでもある。

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4062109336?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

3、「ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録」の紹介

 

 

これは東京ガールズコレクション(TOKYO GIRLS COLLECTION)を手掛けた天才プロデューサーによる驚愕の手記。洗脳された教団生活から脱会へ。著者は「コミュニティを離れたことは、第二の人生をスタートさせたようなものだ。」と言います。

著者:佐藤典雅

1971年広島県生まれ。株式会社1400グラム代表取締役。著者は米国駐在の銀行員のお父さんを持ち、9歳から大人になるまで、ほとんど米国で生活されていた。本書には、その中で、お母さんが米国のエホバの証人の勧誘を受けて信者となり、家族全員がバプテスマと呼ばれる洗礼を受け、後に著者の「脱洗脳」をきっかけに妹さん以外が脱会した。

ネットリンク:

http://dailycult.blogspot.com/2016/05/blog-post_26.html?m=1

http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/touch/20131014/p1

4、「解毒」の紹介

 

 

本書は著者の経歴に基づき、書かれた実録で、幼少時から家族でエホバの証人に入信した女性の苦悩に満ちた半生と洗脳が解けるまでを描くノンフィクション。

著者は東京都生まれ。物心がついたころには家族ぐるみでエホバの証人に入信していた。エホバの教育を受けて育ち、21歳でエホバ信者と結婚するがDVに苦しみ離婚。その後、エホバではタブー中のタブーである再婚をしたことで「排斥」という処分を受け、家族と引き裂かれることに。2度目の結婚でもDVを受け、離婚。ストレスでアトピー性皮膚炎を発症し入院。それでも洗脳が解けず一人で集会に通い続ける。しかしあることをきっかけに洗脳が解け、アイデンティティを取り戻していく。

著者:坂根真実

1977年、東京都生まれ。日本うつ病学会正会員。日本トラウマティック・ストレス学会正会員

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4041037093?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

5、「カルト村で生まれました」の紹介

 

 

本書は実録である。

著者の高田さんは生まれてから19歳まで、カルト村で共同生活を送る。19歳のときに自分の意志で村を出た後、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を回想して本作品を描いた。

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B01B63TRK8?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=1&n=2250738051&ref_=dp_proddesc_0&s=digital-text&showDetailProductDesc=1#iframe-wrapper

6、「脱会と回復」の紹介

 

 

本書は、多くの実例をもとに、宗教カルトや悪質なセミナーからの脱会の方策と離脱した後の回復、そしてカルト団体についての知識と予防などを述べたものです。カルト問題の実務家の経験と研究者による知見をまとめた集大成であり、カルト対応の最良の手引きとして、また、カルト研究の概説書として有用なものとなっています。

著者:日本脱カルト協会

同協会は破壊的カルトの諸問題の研究をおこない、その成果を発展・普及させることを目的としたネットワーク。心理学者、聖職者、臨床心理士、弁護士、精神科医、宗教社会学者、カウンセラー、そして「議論ある団体」の元メンバー等により構成されている。

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4904536827?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

7、「カルト宗教 性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか」の紹介

 

 

近年、次々とカルト宗教における性的虐待、児童虐待の実態が明らかになり、大きな衝撃とともに社会問題になりつつある。日本では児童虐待自体が非常に新しいテーマであり、特に新興宗教などのカルト集団内での性的虐待、児童虐待についてはほと

んど研究されてこなかったことが、その衝撃の大きな原因と考えられる。本書は、カルト問題の先進国といえるアメリカにおける研究論文を翻訳紹介、実際にカルト宗教内で虐待され、脱出してきた人たちの生の声を明らかにしていく。また、カルト被害救済の第一人者である紀藤正樹氏、内外の虐待問題に精通した山口貴士氏に、現代に日本で起きている事件を検証しつつ、アメリカでの事実やその後の研究をどのように生かしていくべきかを解説していただく。それに、本書はカルト問題を考えるうえでの貴重な一冊である。

著者:紀藤正樹(きとう・まさき)

弁護士(第二東京弁護士会所属)。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程(憲法専攻)修了。日本弁護士連合会消費者問題対策委員会の委員等を歴任。現在同委員会副委員長(「電子商取引」部会担当)。リンク総合法律事務所所長。全国霊感商法対策弁護士連絡会所属。ほかにインターネット消費者被害対策弁護団団長、近未来通信被害対策弁護団団長、内閣府の消費者教育専門家も務めている。市民の立場から、一般の消費者被害はもちろんのこと、宗教やインターネットにまつわる消費者問題、被害者の人権問題、児童虐待問題などに取り組んでいる。

著者:山口貴士(やまぐち・たかし)

弁護士(東京弁護士会所属)。慶応義塾大学大学院法学研究科前期博士課程(行政法専攻)修了。リンク総合法律事務所所属。東京弁護士会消費者問題対策特別委員会委員。全国霊感商法対策弁護士連絡会所属。日本脱カルト協会理事。カルト被害者の救済のみならず、著作権や名誉毀損、性表現規制などの表現の自由の問題、消費者被害事件の救済などに精力的に取り組んでいる。

ネットリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4776203936?_encoding=UTF8&deviceType=desktop&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

 

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