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衰弱死 懲役14年6月判決 典型的マインドコントロール 専門家が社会に警鐘
    
2017-05-11  SRC-1846073702  筆者:    

 

 

  非科学的な治療行為の危険性を訴える西田公昭立正大教授=東京都内  

    

宇都宮地裁で今月24日、1型糖尿病だった小学2年の男児がインスリンの投与を止められ衰弱死した事件で、殺人罪に問われた近藤弘治被告(62)に、懲役14年6月が言い渡された=24日に控訴。近藤被告は、病を治す特殊能力がある「龍神」を自称。両親はなぜ信じてしまったのか。専門家は、近藤被告の手法を「典型的なパターン」だと指摘する。【野田樹】  

判決によると、今井駿さん(当時7歳)は2014年11月、1型糖尿病の診断を受けた。駿さんがインスリン注射を嫌がる姿を見た母親は、「わらにもすがる思い」で、同12月に被告に相談。「『治るよ』と言われ、どん底からバラ色の気分になった」と、証人尋問で振り返った。  

15年2月、被告を信じた両親は、「インスリンは毒だ」などと言われ、インスリン投与をやめた。同3月、駿さんは高血糖で体調を崩して入院した。退院後に投与を再開したが、両親は「指導に従わなかったために起こった事」と被告から言われ、再び投与を中止。翌月下旬に、駿さんは衰弱死した。  

マインドコントロールなどを研究する西田公昭立正大教授(社会心理学)は、「一度依頼してしまうと、どんな結果になっても『ハズレのない構図』になっている」と説明した。  

駿さんの母親は「わらにもすがる思い」で、非科学的な治療に半信半疑だった。しかし、一度依頼してしまうと、たとえ失敗しても「疑っていたから罰が当たった」という言葉で説明がついてしまう。半信半疑な母親は、「そうかもしれない」という思いから逃れられず、二度にわたってインスリン投与をやめてしまった。  

また、近藤被告と行動を共にする信者が、重要な役割を果たしたとも指摘。証人尋問などによると、両親が近藤被告に相談した際、女性信者が同席し、「親族の動かなかった腕が動くようになった」などと、治療の成功体験を話したという。「治るかもしれないと思ったところに、『体験談』という現実感を与えられると、人は怪しくても信じてしまう」  

西田教授は「母親は完全に依存状態に置かれている。一種のマインドコントロール状態と言っていい」と結論付けた。同様の事件は過去にも繰り返されている。「(助け出すには)信じていない外部の人が引っ張り出すしかない。社会全体で、人がだまされる構造への理解を深める必要がある」と警鐘を鳴らした。  

繰り返されるカルト被害 責任の認定、画期的  

宗教が絡むものなど非科学的な治療を信じ、子どもが犠牲となった事件は過去にも繰り返されている。2005年には、岐阜県恵那市で今回の事件と同様に、1型糖尿病患者の少女が犠牲となった。  

遺族の代理人弁護士によると、中学1年の少女(当時12歳)は、1型糖尿病によるインスリン注射を約4年間続けていた。しかし、少女と母親は「1型糖尿病が一生治らない」という専門医の言葉を悲観した。2人は、未承認医薬品「真光元(しんこうげん)」の効能を聞き、開発者の男の講演会に参加。男の神通力と真光元の効能を信じてしまった。  

刑事責任を問えず、少女の両親は、男の民事責任を追及したが敗訴した。それだけに、カルト問題に詳しい代理人の山口広弁護士は、全面的に近藤被告の責任を認めた宇都宮地裁判決について「被害者の立場でよく考えた判決。今後に大きな警鐘を鳴らすものだ」と評価した。【野田樹】  

网址来源:http://mainichi.jp/articles/20170331/ddl/k09/040/313000c 

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