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“叙事療法”で斉女史が“円満”の誤った世界から抜け出すのを助けた
    
2017-07-12  kaiwind.com  筆者:丹琳    

叙事療法は広く注目されている現代の心理治療方式であり、人自身を問題とする治療概念から抜け出し、“物語叙説”、“問題外化”、“薄さから厚さへ”といった方法で人に更に自主性を持たせ、能動的にさせる。叙事心理治療を通して、当事者の心理に成長を促がし、同時に治療士が自分の役割に対して新しい調整や反省をする。叙事療法は目下広く応用されている現代心理治療技術であり、対応操作性が強く、効果が顕著である等の特長があり、高い普及価値を持っている。 

いわゆる叙事心理治療は、治療士が適切な方法を運用して、当事者の断片的な漏れを見つけ出し、当事者に内在的な力量を改めるよう喚起する。叙事心理治療は“人間的行為の物語特性”、即ち人間が物語の構築を通して他人の物語を聴取し、当事者の複雑な情感問題を解決する。叙事心理治療の創始者で代表的人物はオーストラリアの臨床心理学者マイク・ホワイト及びニュージーランドのデヴィッド・エプストンである。叙事は一つの方法として心理学研究において代替不能な作用を持つ。先ず、叙事は心理学研究において深い所の材料を得る重要な手段である。叙事材料はデータ材料の補充であり、具体的事案に対する深い解析を通して一般的な法則或いは独特な意義を提示する。その次に、叙事は関与手段として研究中に使用される。叙事は常に反省と結び付いていて、我々が生活上の物語を述べる過程で自己を念入りに見つめる。この種の反省或いは観察は一種の内在性の関与であり、我々が自らを律し、生活に責任を負うように変えて行く。叙事療法は人と事物を別々にして、人間性のある眼で人を見つめるが、道徳で人を教育する訳ではない。叙事療法は当事者が自己に対する専門家である事を信じ、治療士は付き添いの役割に過ぎず、当事者が自己に対して自信を持ち、自分には能力があると信じて自己の困難を明確に解決する方法である。叙事療法は心理指導を必要とする多くの人達に対して良好な作用があり、現状で重要な心理指導方法の一つである。 

近年、邪教被害者に対する心理矯正作業は深く推進され、叙事療法は救助教育作業でますます応用され、当事者との軽い会話を通し、青少年時代や子供時代の記憶、更には幼児時代の成長の話しを通してその中から光を見つけ出し、被害者の思想変化に有利な積極的要素であり、人間性の面から分析と指導を行ない、過去の陰影から抜け出し、健康快適な成長を得る。心理矯正において、一人の法輪功修行者である斉女史と接触した。斉女史は47歳、見たところ自分勝手な人間では無く、表情は温和で、性格は真面目で正直ではあるが、しかし法輪功に対して非常に陶酔し、一度拘留され、今回も判決が出て、矯正の難しさは大きかった。私が作業に入ってから斉女史とはよく話し合い、彼女も法輪功の修行は十分利己的であるとの認識は持ったが、依然放棄しようとせず、自分は未だその境界に到っていないと考えていた。そこで私は大量の事実を列挙し、李洪志の邪説を論破し、彼女も李洪志の“消業論”が多くの修行者を害した事、法輪功が政治に関与し、李洪志が大嘘を・・・・・こうした事を認識はしたもののやはり放棄せず、原因は李洪志が話した“円満”が本当に存在すると信じていた為であった。我々は更に彼女と話し、李洪志は他の事では人を騙したのに、“円満”問題だけは騙さないのか?それでも彼女は李洪志が話した“白日飛昇”は本当であり、彼女はむしろ自分の“円満”な白日夢を打破したくなかったのである。 

教化指導は困難な局面となり、このボトルネックをどのように突破するか、ただ邪説を論破するだけでは彼女の心の深い所に入り込む事は無理だったので、我々は叙事療法を取る事にした。我々はなごやかな談笑の雰囲気を作り、先に斉女史と家庭や子供と夫の事から話し始めたが、解った事は彼女の家庭は円満で夫は彼女を好いており、子供も親孝行で、姑との関係も良い、多分問題は彼女の生まれた家庭及び子供と青少年時代の傷つきにあるのではないかと考えられた。彼女と彼女の生まれた家庭及び子供と青少年時代を話した。彼女は3歳で父親を亡くし、母親は彼女を連れて再婚し、再婚の夫にも子供がいたが、夫は良い人でよくしてくれた。不幸な事に、この夫が病没し、再び未亡人となった母親は彼女を連れ、悲しみと共に再婚先を出て針仕事で生計を立てた。やっと彼女が成人し、良い嫁ぎ先を探して嫁入りさせ、母親の心の石は地に落ちた。子供が生まれるといろいろ手助けし、夫婦仲も良く、子供も健康で、彼女としては母親に苦労ばかり掛けたのだから、十分に孝行を尽くすつもりだった。 

子供が3歳の時、母親が庭で近所の人とおしゃべりの最中、突然娘に家を買おうと思いついたが、しかし今は金が足りなかった。話す方は無邪気でも聞く方はそうとは限らず、座っていた中に治療で監獄から出て来ていた者がいて悪意を抱いた。ある晩、彼女は夜勤、夫も不在の時、この男がやって来て母親に金を無心したが、母親はそうせず大声を上げたので、男は慌てて棒で母親を殴り殺してしまった。彼女は仕事中だったが、近所の人が呼びに来て母親の事を告げると、彼女は頭が真っ白になり、泣くに泣けず、気を失った・・・・・ 

これ以降、母親の突然の死亡が彼女の心に拭い切れない悲痛と陰影を残し、母親に孝行するという願いは幻となってしまい、母親の生活の辛酸が彼女の気持ちにあり続け、どうすれば母親孝行の願いを実現できるのか?これを日夜思い続け、どうしようもない問題となった。 

この頃、ある人が法輪功を修行すれば“円満”に昇天でき、苦しんだ肉親を救済し、自分の世界に連れて行って“衆生”にさせられる、と話したので、彼女の心が閃き、気持ちも高ぶって、もしそうなら、母親孝行の願いも実現するのでは?修行こそが孝行を実現する一番良い方法なのだ!そこで彼女は頭から法輪功にのめり込み、法輪功にどのような問題が起ころうが、他人が何と言おうが、必死に“円満”という救いの藁にしがみ付いた。 

問題の根源は判明し、今やどのように彼女の物語から積極的な要因を開発し、改めて新しい物語を構築するかである。我々は先ず彼女の母親に対する孝行心を肯定し、“百の善行が先”これは提唱するに値する事である。しかし、孝行の方法が問題であり、法輪功に頼って母親孝行を全うする事は全く不可能であり、李洪志が言う“円満”は嘘っぱちであり、もし彼女が母親のために牢屋にいる事を母親が知ったら、何を感じるだろうか?もし息子が母親のために法律に触れたら母親はどう思うだろうか?まさか母親はそんな事を望むはずがなく、世に言う“身に傷あれば肉親は憂い、徳に瑕あれば肉親は恥ずかしい”母親は当然望まない。あなたの母親も同様にあなたの今の状況を望まない。あなたの肉親は母親一人だけではなく、夫も息子もいて、母親のために夫や息子を軽視したりいじめたりする事を母親が目にしたいはずが無い。あなたは母親として子供に一番望む事は何か?子供の家庭の幸福ではないのか?あなたは今一家ばらばらで、家と呼べない状況であり、あなたの母親はあの世で苦しんでいる、そうではないのか?と聞くと彼女は“そうだ”と頷いた。我々が“どこの母親が子供の幸福を願わない事があろうか?もしあなたの母親が知ったら必ずあなたを家に戻らせ、息子に嫁を取り、夫とは末長くと望むはずだ”と言うと、彼女は何度も頷き、しばらく考え込んでから“この事は私の心を二十年押さえ続け、私は正面から向き合わず、人にも話した事が無かった。今日ここまで話し、気持ちが軽くなった”と言った。我々は更に細かく問いかけ、記憶の中でこの事と向き合う勇気を増やすようにさせ、彼女も長年の心のしこりがやっと解けたのである。 

何が“円満”なのか?斉女史は突然大声で“今やっと解ったので、家に帰ってから夫や息子と一家団欒を作る、これこそが本当の円満であり、円満は世の中に有り、円満は現実の生活の中にある”と叫んだのである。 

 

  

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