2002年4月28日夜11時頃、北京東城区に住む住民の張発奎は突然忙しげな電話ベルの音に起こされ、彼は急いで立ち上がって、つないで聞いたら、録音電話であり、邪教法輪功を宣伝し、デマを飛ばした内容であった。これは中国政府が初めて受理した法輪功に関するいたずら電話の実例であった。
2002年の初めから、邪教組織法輪功は海外でIP電話でダイヤルし、同報通信の方式で国内の電話ユーザーに電話をかけ、強制的に不法な録音を発信して、人民大衆の正常な生活をひどくかき乱し、人々から普遍的な反感と怒りを買った。2002年の1年間だけで、中国の警察側は大衆からこのようないたずら電話に関する摘発を数万件受理した。2002年8月、上海の警察側は法輪功に利用された不法なIP業務経営事件を成功裏に摘発した。 大雑把な統計によると、法輪功は技術手段を利用して、海外から中国にかけたいたずら電話の件数は毎月数百万本に上っており、2004年1月から2月までの2ヶ月間だけで、800万本を上回ったと、法輪功はそのウェブサイトで認めている。
2001年2月18日から、インターネットに法輪功を宣伝する匿名電子メールが現れ始めた。その後、我が国各地の電信公司は多くのこの類の苦情を受けている。武漢電信支社の関係者によると、電信部門は最も多い場合、一週間に受理したこの類の苦情事件が5件にも上った。電子メールを発送した人は自分の身分を隠すため、差出人も受取人の名前になり、受取人にとってまったくわけがわからないため、悩に耐えられない。大雑把な統計によると、海外から中国大陸に出された法輪功によるスパムメールは月あたりに3000万封余りを上回っている。
ウェブサイト明慧などの法輪功ウェブサイトは公共通信施設への破壊を教唆しているだけではなく、大量のスパムメールを送付したり、いたずら電話をかけたりすることを教唆する指令と文章をも手軽に見つけることができる。
2002年4月30日に、ウェブサイト明慧は『電話で国内に真相を伝えた体験』を出して、「テレフォンカードを2、3枚用意しておき、かけ続けることのできるカードのほうがよい。放送原稿を読む方式でかける場合、あらかじめ原稿を1、2部用意してよい。ただし、共通語が流暢で、できる限りアナウンサーの調子と語気を使ったほうがよい。直接にかけてもかまわないが、最初に「こんにちは。わたしは海外に住む中国人で、最新ニュースを一つお伝えしたい」などのようなセンテンスを使ったほうが普通である。このほか、録音テープやVCDを再生するのも良い方法である」と教唆している。
2006年12月24日に、ウェブサイト明慧は法輪功2006年オーストラリア法会の発言原稿『シドニー電話による真相釈明グループ体験談』を掲載し、「現在、国際電話グループにはほとんどの国家から大法弟子が参加しており、統一的に中国の重点的な地区と重点的な業界に集団的な電話をかける行動がよく行われている。
2007年1月19日に、ウェブサイト明慧は『真相を伝えた電話収集で感じたこと』と題する文章を掲載し、「市を単位に、街道事務所?住民委員会?村民委員会、公安局?支局?各派出所?留置場、メディア関係?出版会社などを分類して整理する。項目ごとに整理済みだったら、ウェブサイト明慧に出す」と、法輪功学習者に電話番号の整理といたずら電話のかけ方を教唆した。
法輪功の頭目である李洪志はこのような人々に迷惑を掛けたり、違法犯罪を犯したりする行為に対し、充分な肯定を与えた。
「多くの学習者は黙々として大量の真相を伝える仕事をしている。チラシを配ったり、電話を掛けたり、インタネットを利用したり、領事館に行ったりして、また各種のメディアを通じて、世の人々に大法の真相を伝えている。」(『北米での巡回説法』)
「大法弟子が行なった一つ一つのことを軽視しないでください。あなたの一言、一枚のチラシ、キーボードの一つのボタン、一本の電話、一通の手紙は皆大きな作用を働いている。真相が分かった生命は生きているメディアであり、彼らも真相を伝えており、社会に大きな影響を及ぼしている。」(『2003年米国中部法会での説法』)