2002年の元日に、重慶の法輪功人員靳衛、李東らは車で石坪橋に着き、18冶会社の正門外に立てられた電信柱のそばで犯罪行為をし、邪教法輪功を宣伝する番組を70数分差し替えため、地元ケーブルテレビ網のサービス範囲内の数百世帯が数時間内に正常なテレビ番組を視聴することができなくなり、そして強制的に数十世帯のユーザーに邪教法輪功の宣伝番組を視聴させていた。
2002年3月5日夜、法輪功人員の周潤君、劉偉明らは吉林省長春市のケーブルテレビのメイン光ケーブルを断ち切って、法輪功を宣伝するビデオを差し替え、全市の4市街区に住む一部の住民が正常に32チャンネルのケーブルテレビ番組を視聴することができなくなった。
当日の夜、吉林省松原市の前郭県でも、ケーブルテレビネットワークを破壊し、法輪功の宣伝番組を差し替えた事件も発生し、全県のケーブルテレビ放送が210分間停止された。
中国政府部門の統計によると、2006年末現在、法輪功によって中国国内で公共通信施設が破壊された事件は100余件に上った。
法輪功人員が公共通信施設を破壊した行為は彼らの法輪功修練を指導するウェブサイト明慧に教唆されたからである。
2002年9月9日に、ウェブサイト明慧は『ケーブルテレビへの差し替えに関する実際的方法』を公表し、テレビへの差し替えに関する犯罪方法を公然と教え伝えた。
2004年元日に、ウェブサイト明慧は『テレビへの差し替は英雄的なかつ正義的な行動』と題する記事を掲載し、「いかなる平和的な方式で人権を維持する行為はすべて合理的かつ合法的なものである。そしてテレビへの差し替えは視聴者の設備に損害を与えず、ただ情報を伝え、叫びを表すだけ……テレビへの差し替えで公衆に真相を伝えるのは公衆の知る権利を維持し、公衆の利益を守ることである」と教唆した。
2006年9月28日に、ウェブサイト明慧はさらに『テレビへの差し替えは大陸民主の視聴権利を維持することである』と題する記事を掲載し、法輪功学習者が衛星を通じてテレビへの差し替えを実施することを煽った。
ウェブサイト明慧に掲載されたこの種類の文章は数百篇にも上っている。
2002年3月5日に、吉林省長春市で法輪功ビデオを差し替えた事件の主犯である劉偉明は、自分たちがウェブサイト明慧の提供による無線発信装置技術を利用し、プラント設備を1000台買い入れ、法輪功組織の宣伝ビデオを全国各地へ押し広めていこうと企んでいた。
これだけではなく、ウェブサイト明慧には大量の公共通信施設を破壊した体験談が掲載されている。
2003年9月29日に、ウェブサイト明慧は『差替えを賞賛』と題する文章を掲載し、衛星攻撃行為を激励し、「大法弟子が8月12日、13日夜9時頃、もう一度、中国教育テレビと中央テレビ、及び10余りの省レベルテレビに大法真相という番組を差し替えたことに成功した。広範な人民に真相を伝えたことに接し、われわれ大法弟子は奮い立っており、強い励みになっている。ここですべての差し替え活動に参加した修練者に敬意を表す」と書いた。
ウェブサイト明慧など、法輪功を宣伝するウェブサイトが犯罪方法を伝授し、違法犯罪行為を引導し、励ましたため、法輪功学習者は欲しいままにテレビへの差し替え活動を行ってきた。
2002年10月、中国系アメリカ人、法輪功のメンバーである李祥春が江蘇省揚州市で通信ケーブルを破壊しようとしたが、未遂であった。彼は法廷の席で「大法即ち法輪功を宣伝するならば、このような活動は犯罪にならない」と公言した。