「生体臓器摘出」うわさの元――「蘇家屯収容所事件」
「生体臓器摘出」うわさの重要な担体――二人デイビッド氏の「調査報告」
「蘇家屯収容所」事件から、「中国共産党の法輪功学習者への臓器摘出に関する調査報告書」、そして「血まみれの臓器狩り」、法輪功とその関連組織はずっとこれを大げさに宣伝して、応援した。それに、法輪功の「生体臓器摘出」うわさはどんな内容であるのか。彼らはいかにそれを捏造したのか、どうのようにうわさを広げたのか。
(一)「生体臓器摘出」うわさの内容は
二人のデイビッド氏は調査報告の「調査方法」の部分に、二人は独立調査をおこなったと書いた。「法輪功迫害を調査する真相調査委員会に関われければ、法輪大法学会にも関われない。ほかの組織と政府に一切関係ない」
証人「アンニ」は「中国共産党は密かに法輪功学習者の臓器を摘出し、タイやほかの国に輸出した」と告発した。報告書の中、「中国の臓器移植について、旅行忠告を発表した政府はひとつもない。臓器移植協会の口で国民に、中国でほとんどすべての臓器は犯罪者から摘出した。」
情報によると、タイの法律は非親族の間の臓器ドナーを禁止している。臓器輸入と売買はもちろんできない。呉弘達は自分が書いた「私は法輪功マスコミが蘇家屯収容所問題をめぐった報道についての認識と経験」のなかに、特に話した:「タイとほかの国籍の人は中国で臓器移植を受ける可能性はあるし、事実の根拠もある。しかし、臓器の輸出は技術の面においても、関連国の法律と国情の面において不可能である。私はタイで、タイの患者は中国へ行って臓器移植の件、タイの政府と医療業界は臓器移植についての態度と関連規定を調べたことは何回もあった。タイの臓器移植を受けた患者とタイ皇家医学学会首席を参考人として米国へ誘って、証言をしてもらったことはある(国会記録に残している)」
証人「アンニ」は証言に言った。夫は神経外科医で、2003年10月までの二年間は中国東北の瀋陽蘇家屯病院で働いた。夫は自ら約2000人麻痺された法輪功犯人から角膜を摘出した。[2]
実は、眼科と神経外科はまったく違った専門である。神経外科医は脊髄と脳の手術をするながら、眼科外科医は眼部の手術しかしない。神経外科と眼外科は専門的なトレーニングが必要し、技術の要求も高い。二つの専門は一緒にすることはできない。それ以外、「神経―眼外科医」はなぜ血栓病病院で医者をしたのかのも疑問する。
「アンニ」の証言:「患者は意識を失ったとき、夫ははさみで患者の服をひった。患者のポケットから箱が落ちた。あけると、指輪箱だと分かった。」
手術台に出た患者は上着を着てはいけない。患者の意識が失っても、看護婦さんは衛生検査室で患者の服を抜く作業をする。医者は手術室でする作業ではない。そのため、ポケットはどこからのか。手術室には、異物は入ってはいけない。したがって、たとえ執刀医のポケットにでも、ものを落ちてくるわけはない
「アンニ」の証言:「火葬炉で働いたスタッフは元々貧しかった。しばらく勤務すると、腕時計、指輪、ネックレスなどを獲得した。これらは火葬する前、彼は法輪功学習者の死体から取った財宝である。」”
患者は手術する前、すべての「異物」、例えばエアリング、指輪、腕時計、入れ歯などを外すわけである。手術するとき、患者、医者はそのようなものを身に着けてはいけない。論理的に言わせると、火葬炉の人ではなく、医療関係の人こそ死者の財産を盗む可能性は存在している。
キルガー氏とマタス氏は調査報告書のなかに書いた:3600名死亡者のなかに、300人は生きたまま臓器を摘出された。理由は家族が死体をみていないあるいは家族が死体を見たことを証明できない。証人「アンニ」の証言によると、2001年から2003年にかけて、「蘇家屯収容所」だけでは、2000人は「生体臓器摘出」によって死なせた。彼女の「医者友達」は密かに統計した数字は4000人もある。匿名証人「年取った軍医」は言った:蘇家屯はただ中国36箇所収容所の一つである。キルガー氏とマタス氏は「電話を通じて、収容所が確かに存在した15か省市の証拠を求めた。」2007年版「報告」の中、41500例人体臓器移植手術のドナーは不明で、ふたりの作者はその元はよく苦しめられた法輪功信者だと推断した。
問題は、300、2000、4000、41500これら数字の差はあんまりにも大きい。
東方臓器移植センター(天津市第一中心病院)担当医は2006年3月15日の電話で、あの年、病院には「腎臓移植」ケースは10数例あったといった。「法輪功練習者」をまったく言っていなかった。しかし、二人のデイビッド氏は調査報告のなかに、彼の話を「証言」だと利用した。2007年版の「調査報告」には、二人のデイビッド氏は書き続けた:先日の調査した結果、2005年中国では10000例腎臓移植手術をおこなった。東方臓器移植センターでこの種類の手術をもっとも少ないではなく、2005年一年間では647例をやった。通話時間の2006年3月15日から見れば、「あの年」はただ3.5ヶ月間しかない。期間で10数例の「腎臓移植」手術で、2006年の数字は2005年と比べると、差はあんまりにも大きい。
二人のダイビッド氏は2006版「調査報告書」添付ファイル20案例1の中、王斌氏(Mr. Wang Bin)の死体解剖写真は生体解剖と臓器摘出の証拠として曲解された。
米国のカンザスシティ大学(Kansas City University)医学病理学部のFriedlander博士は写真をチェックした。写真の中に、死体の首には、「Y」型の切り口があるし、連続縫合もあり、これらは典型的な死体解剖の表しである。死体の検視する期間、検視官は証拠として臓器を摘出するのは日常の作業である。[3]
2007版の報告書の中に、二人のデイビッド氏はこれについて「説明した」。先入主となり、王斌は残酷な刑罰を受け、「重体になってなくなった」ようにかかれた。したがって、死因を確定するため、彼の死体を解剖することは不合理だと、これで反駁しようとした。
蘇家屯病院唯一名字が于である医者は于三江である。彼は蘇家屯血栓病病院の腫瘤外科医である。腸と胃を専門とした腫瘤外科医にとって、于先生は腎臓移植手術をおこなう専門技術を備えない。[4]
二人のデイビッド氏の報告には、広西民族病院の盧先生の電話調査記録は特別に詳しく記録した。報告によると、この医者は早期刑務所で30歳ぐらい体が健康な法輪功練習者をドナーとして選んだことがあるとかかれた。
しかし、広西民族病院は臓器移植と臓器摘出の資格を持っていない。病院の泌尿科主治医盧国平は電話録音が「改ざんされた」と証明し、それについて、いちいち反駁した:「この報告書の内容によると、昔使った法輪功ドナーは牢屋からなのか、刑務所からなのかと聞かれた。私の回答は牢屋だと言われた。しかし、私の答えは、われわれ病院はそんな資格はないし、私個人としては資格もないので、臓器を扱うことは一切できないと答えた。二番目の問題は、向こうからあなたたちはみずから牢屋に行ってドナーを選んだのかに聞かれた。私の答えははい、もちろん選びに行くだといわれたが、実際この問題は当時聞かれなかった。そんなことはない。」[5]
(二)法輪功はいかにこれらのうわさを広めたか
注意すべきことは、上記すでに暴露された「生体臓器摘出」のうわさは、法輪功から、バージョンを何回も更新された。削除したり、修正したり、付き加えたり、入れ替えたりした。2006版の「調査報告」はインタネットでほとんど完全に削除された。法輪功はうわさを広げる方法は、いつの手である。
法輪功は中国国内のインタネット動向に、重大な注意を払っている。中国国内で起きた緊急事件を加工し、法輪功にとって有利な「ブーム」と「独占ニュース」にする。そして、さまざまな方式とルーツを利用し、これらの情報を「海外から国内」へ転送する。
海外読者からの質疑をさけるため、法輪功は自分に不利な敏感内容について特殊な処理をした。2006年5月1日、大紀元は「軍医が披露した中国共産党が法輪功臓器を転売する流れ」という文章の中に、「中国は海外で生体臓器摘出された死体を処分する専門機構があり、多くの中国駐海外大使館は関与している…2005年は生体を約1000人を輸出した。」その記事の英語版には、この恐ろしいかつ海外読者から質疑されやすい内容を削除した。この陰日なたのある記事は翻訳者宋以朗博士は「ある不公正でつりあいのない記事を分析」という文章で指摘された後、大紀元はこの英語版を削除した。[7]
そうすると、二人のデイビッド氏の報告に、主な証拠とした大量な録音の信頼性はいかがだろう。2009年1月27日、カナダ放送サイトに、フランス語チャンネルの調査員ドチャナイ氏は記録映画「中華街の不安」の調査報告を載せた。ドチャナイ氏の話によると、一部分放送されていない取材内容の中、アムネスティ?インターナショナルの代弁者アンナ?サン?マリー(Anne Sainte-Marie)は一部分中国病院の電話取材は法輪功に編集されたといった内容があったそうである。
[1] 「中国共産党の生体臓器摘出暴行を披露 証人がカナダ国会公聴会での回答」、明慧サイト、
[2] 「中国共産党の法輪功学習者への臓器摘出に関する調査報告修正版」、
[3] 「法輪功は誤った道に踏み入るか」、Wordpress.com,ラムボドク、
[4] 「ダイビッド氏調査報告についての調査」香港フェニックステレビ、「社会能見度」、
[5] 「ダイビッド氏調査報告についての調査」香港フェニックステレビ、「社会能見度」、
[6] 「中米第17次年度人権対話状況」米国国務院サイト、
[7] 「ある不公正、つりあいのない報道を分析」Zonaeuropa.com,宋以朗、
[8] 「法輪功 窮地に陥る 録音を偽造」香港「大公報」、黄克鏘、
(つづく)