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いわゆる「蘇家屯強制収容所事件」

2009-02-24

2006年3月8日に、海外の法輪功邪教組織は計画的に人々の耳目を驚かしたデマ、即ちいわゆる「蘇家屯強制収容所事件」をでっち上げた。法輪功は、「中国遼寧省瀋陽市蘇家屯区に収容所があり、高さ3メートルの塀の頂上に有刺鉄線がまとわりついており、その中には6000人の法輪功学習者が監禁され、その中の三分の二の人が死んでおり、臓器を摘出後、死体を収容所内にある焼却炉に投げ入れて焼却されている。これら生体臓器は直ちに不法に全国各地及び海外に販売されている」と公言している。その後、邪教組織法輪功はまた、この「収容所」が蘇家屯区にある遼寧省血栓病中西結合医療センター(蘇家屯血栓病医院は通称)に設けられていると言い、そのウェブサイトに当該病院といわゆる死体焼却炉の写真を掲載した。2006年3月20日に、法輪功のメディアは一人のアンニ(Anne)という「証人」を打ち出した。このアンニは当該病院の職員と自称し、自分の前夫がかつて病院で脳外科医師として勤務していた。2001年から、病院内拘禁された人はみな角膜或いはその他の臓器を摘出されはじめ、自分の前夫も手術に参与していたと述べた。3月31日に、「大紀元」のウェブサイトはもう一人の「古参軍医証人」を打ち出し、蘇家屯にある血栓病医院の収容所が暴露された後、すでに地下に移転されたと公言している。

法輪功のデマについて、中国の関係方面は何度も反駁非難している。法輪功のデマが飛ばされた後、CNN、AP通信、ワシントン?ポスト、ロイター通信、朝日新聞などの外国メディアは蘇家屯区で実地取材をした。3月22日に、瀋陽駐在米国領事館のビザ発行担当であるコドライ氏は蘇家屯血栓病医院を全面的に見学し、病院の環境と医療条件を称賛した。4月4日に、中国外交部のスポークスマンはAP通信記者の質問に答えた際、法輪功のデマに反駁した。4月12日に、蘇家屯区政府と遼寧省血栓病中西結合医療センターは国務院報道弁公室で記者会見し、再度法輪功の卑劣な行為を非難した。4月14日に、瀋陽駐在米国領事館のデビッド?コーンブルス総領事、中国駐在米国大使館の李啓森氏、シャピロ医師など一行5人は蘇家屯血栓病医院を約3時間半詳しく視察した。同日、米国国務省は中国駐在大使館と瀋陽駐在領事館の二回にわたる蘇家屯調査に関する報告書を発表し、報告書は「この地区は公共病院のほかにその他の用途にも利用されていることを証明できる証拠が見つかっていない」と明らかにした。

事実上、法輪功のこのデマといわゆる証人の証拠には次々とぼろが出ている。たとえば「証人」のアンニは、血栓病医院が拘禁された法輪功学習者に対し、生体解剖を行い、不法に人体器官の移植を実施したと語っているが、事実上、この病院は繁華街に位置し、中国の病院分類によって2級甲等に属するため、医療手段、設備のレベル、医師の権限など多くの面から見ても、いかなる「人体器官摘出」の能力を有していない。病院にはベッド数が全部で300余りだけで、6000数人が居住することができるはずはない。いわゆる死体焼却炉もただ病院の普通のボイラーに過ぎない。「証人」のアンニは、病院が法輪功学習者の器官をタイなどのところに転売したと言っているが、証拠や手がかりを一つも提供していない。私たちの知っているところ、タイでは、非親族による器官提供が法律的に禁止されており、まして器官の輸入や売買はなおさらである。アンニはまたその前夫が脳外科の医者で、また彼が2001年から角膜摘出手術をしていたと言ったが、脳外科の医者として、角膜の摘出手術をするはずがない。

法輪功がでっち上げたデマはあまりに不思議なため、海外で「中国の労働による思想改造問題の専門家」を自任した反中国政府の「民主化運動分子」である呉弘達でさえ、それを目障りに思い、2006年8月に公に米国の国会とメディアに手紙を届け、その真実性を否定している。

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