李洪志は自ら管理した神韻をドル箱にしたがっているが、残念なことに、神韻は儲けにならなかった。2009年新唐人テレビ検討会では、李洪志は弟子に愚痴を言った:「芸術団全員は数百人がおり、あちこちでショーを行う費用だけで給料になれない。スポンサーを探すために、専門的な事務所を用意し、政府や企業にスポンサーになってもらおうとしている。ほかの芸術団もそうだ。これはなかなか大変なことだ。ちょっと利益が出たと思ったら間違った。まったく足りない。」2010年ニューヨークでの「法会」では、李洪志は悲しく言った:「今年、神韻はよく運営しているじゃと思っている人がいる。自分は損していないためそう思っている。しかし、神韻は損している。一年間神韻は何百万の費用を出さなければならない。そのお金はどこから来るか」2011年、ワシントンでの「法輪大法練習心得交流会」では、李洪志は法輪功系マスコミが吹聴した「満席連続」の本質を披露した:「埋めていない席を見た私の気持ちはわかるのか」
2010年3月、法輪功が米国国税局へ提出した神韻2008年、2009年財務監査報告書①(下記では「監査報告書」と略称する)から神韻の財務事情を見てみよう。
一、神韻の経済由来――お金と物の寄付、入場券
監査報告書によると:「神韻の収益はもらった寄付とショーの収益からだ」。その中に、「もらった寄付」は寄付品と義務のサービスが含まれた。「義務のサービス」は神韻スタッフが提供したサービスと指す。つまり、神韻の収益は、入場券、寄付品と神韻スタッフの義務サービス、三つの部分によって組まれる。
2008年、2009年二年間に、三つの部分の収益と総収益と比べてみよう。2008年、神韻演出の収益は1,183,779ドルで、年間総収益の17.6%を占めた;2009年、神韻演出の収益は4,489,278ドルで、年間総収益の40.7%を占めた。2008年、神韻がもらった寄付品は1,697,250ドルで、年間総収益の36%を占めた。2009年、神韻がもらった寄付品は1,697,250ドルで、年間総収益の15.4%を占めた。2008年、神韻がもらった義務サービスは3,104,980ドルで、年間総収益の46.2%を占めた。2009年、神韻がもらった義務サービスは4,826,700ドルで、年間総収益の43.7%を占めた。
上記の数字を見ると、2008年、2009年、神韻スタッフが提供した義務サービスの価値は演出の収益より大きいことがわかった。神韻がもらった寄付は2008年年間総収益の82.2%を占め、2009年年間総収益の59.1%を占めた。それは、神韻の主な収益の出所は寄付をもらうことで、入場券の収益は非主要な収益出所になった。神韻は経営を続けられるかどうかのポイントは、寄付品と義務サービスが続けて提供されるかどうか次第である。実際に、2009年もらった寄付品は2008年より、725,842ドルが下げた。
二、神韻の収支状況――儲けるように見えたが、実際は損している。数字のマジックが多い
ご存知の通り、利益は収益から費用を引いた差である。神韻の財務諸表は儲かるように見えたが、もらった義務のサービスについて、神韻は現金で支える力もなければ、それを現金にする能力もない。2008年、義務サービスを引いた収益は3,617,444ドルで、年間総支出は3,689,586ドルである。支出は義務サービスを引いた収益より72,142ドル多かった。2009年、義務サービスを引いた収益は6,211,627ドルで、年間総支出は6,292,342ドルである。支出は義務サービスを引いた収益より80,715ドル多かった。つまり、神韻の入場券ともらった寄付品を合わせても、足りない。受け取った寄付品には、使用制限をついたものもある。つまり「はっきり制限された長期資産寄付と現金寄付、あるいは長期資産の購入にしか使えないと指定された寄付」「あるいは、これからある時期の寄付と指定された寄付」。神韻は現金と利益の面では、ちょっと儲かったに見えたが、それは通帳までの見栄しかない。中身は損している。「監査報告書」は予算の使用について説明するとき、以下のことを承認しざるをえなかった。「財務諸表は役員に対し、ある金額と披露に影響する仮説と予測を要求されるので、実際の業績は仮説と違う場合もある。」
2008年、神韻の現金増額は100万ドル近くだったが、2009年現金増額は457万ドルになった。しかし、貯金はせいぜい十数万ドルしかなかった。投資収益は毎年1,2万ドルしかなくて、年間収益総金額の0.2%しか占めていない。それは、神韻の流動資産はほぼ架空な数字であることがわかった。通帳での利益、現金と現金にあたる物、義務サービス総額は経営活動が行われるとき生じたキャッシュとして財務諸表にしか存在できず、貯金口座と投資に使えない。そのほか、神韻は毎年約三万ドルの売掛金は演出の収益と寄付の約束を含まれ、総資産の中に、これも含まれたので、通帳のバブルを増やした。
三、神韻の経営手段――搾り取ること
「監査報告書」の中に、神韻のスタッフは「自らの意志で」サービスを提供する。それを神韻がもらった寄付品になり、経営活動が生まれた現金として「資産の増加部分に」計上した。しかし、現金額と資産は「確認された公正価値で計算」しただけで、実際の現金収益はない。二年間に、神韻は「2009年年度第四四半期の雇員給与しか支払っていなかった」。その以外の七つの四半期、「2008年度年間未払い給与」は「義務」とされた。これを見ればわかるが、神韻通帳で金額が増えたように見えるのは、従業員の給与を搾り取ったことで実現させたのである。
神韻経営のもう一つの手段は入場券の売りっこの労働成果を無償占用することである。「監査報告書」によると、「演出に出番がなく、プロな技がいらないサービスは義務サービスとして認められない。ただのボランティアである」。こうすると、劇場とやり取りをし、街で入場券を売り込んでいる弟子たちの労働は「ボランティア」とされた。ここで言うべきなのは入場券の収益の一部分は弟子たちからだ。弟子たちは神韻のために、無料に入場券を売り込んだり、自払いで入場券を他人に送ったり、家族を連れて席を埋めたりして、神韻演出の収益を増やした。
例がある。2009年7月28日、法輪功サイトである文章を発表した。作者は「米国ワシントン大法弟子」と署名した。内容は:「ある練習者からそういう話を聞いた。ある都市での入場券の販売はうまくいかなかった。ショーが始まったごろ、隣都市にいる練習者を呼んで席を埋めてもらったそうだ。」もう一つの例:2010年1月30日、法輪功サイトに載せた文章はこうである。作者は2007年入場券の販売に参加した。「あの年、プロジェクトのスタートが遅れたため、7割のチケットしか売れなかった。私と家族は最後のショーを見たが、劇場のほとんど半分は空席で、最前列の一番いい席もほぼ空いている」
四、神韻の運営背景――乞食のように
神韻固定資産投資の大部分は法輪功本部の竜泉寺からのである。「監査報告書」によると、「2009年と2008年、神韻は関連した竜泉寺から418,912ドルと313,146ドルの寄付品をもらった。神韻は竜泉寺の所在地で場所を無料使用できるし、いろんないい条件の下で運営している。したがって、水代、電気代、神韻が使用した設備の還元費用と優れた条件はみんな寄付品として計上された。その以外、2008年始めごろ、神韻の能力は未熟なとき、竜泉寺は神韻の名前で神韻のためにショーの設備と楽器を購入した。その設備と楽器の還元費用も神韻に計上された。」
李洪志は2009年大ニューヨーク国際法会で言った:「大法弟子一人、一人で真相を話し、人を救うプロジェクトの実施は、自らの意志で結成し、法を証明したがるのだ。」しかし、おかしいことで、「大法弟子自ら実施したプロジェクト」は「非営利組織」として米国で「免税待遇」をもらった。神韻も例外なし。監査報告書によると、「神韻は非営利組織で、収益は寄付品と入場券からだ。神韻は米国国税局から米国税法の501(c)(3)による免税待遇をもらったので、州や連邦に納税する必要はない」。ご主人様を喜ばせるため、神韻を含め、法輪功系マスコミは一生懸命に反中およびカルト宣伝をしている。
以上述べたように、神韻は「五千年の歴史のある本当の中国伝統芸術を復活させる」という旗を揚げながら、法輪功本部と海外反中勢力に支えてもらったり、米国税務局から「免税待遇」をもらったり、法輪功サイトで無料宣伝してもらったり、「すべての大法弟子を動員し」、無料に入場券を売り込んでもらったり、法輪功メンバーからたくさん寄付してもらったりしても、「経済収益」はぎりぎりで、財務状況はやっぱりひどい。
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