中国キリスト教全国両会諮問委員会主任である曹聖潔牧師は、2002年から2008年にかけて中国キリスト教全国協会会長を務め、中国人民政治協商会議第八と第九回の委員であり、第十回の常務委員である。彼女は中国キリスト教にとって重要な役員であることだけではなく、すばらしい民間外交官でもある。深い宗教知識と世界平和を守るための深い見解を持ち、重要な外交活動によく参加した。流暢な外国語と優秀なコミュニケーション能力を使って、我が国の宗教界のいいイメージを世界中に見せた。わたしは80歳を超えた曹聖潔牧師に訪問し、インタビューの中、彼女は外交活動でみた法輪功の仕業を語ってくれた。
曹聖潔牧師はインタビューを受けている様子
筆者:牧師、おはようございます。中国五大宗教の中に、七人役員によって作った中国宗教代表団のメンバーとして、2000年8月にニューヨークにある国連本部で行われた「宗教と精神指導者によるミレニアム世界平和サミット」に参加され、2001年にジュネーブで行われた国連人権委員会会議に参加されたが、ご感想をおっしゃっていただけないでしょうか。
曹牧師:2000年8月28日から31日にかけて、中国宗教代表団と一緒に、ニューヨークで行われた「 宗教と精神指導者によるミレニアム世界平和サミット」に参加しました。国連ビールの中に、世界中の宗教指導者と世界平和をめぐって検討しました。これは世界宗教指導者にとって初めて国連での集会なので、世界中から注目されました。会議の準備段階では、様々な政治面、社会面からの力はそれをめぐって戦い合っていました。もちろん、法輪功邪教組織もその中の一つでした。2000年は中国政府が法輪功を取り上げた一周年目です。この前、法輪功はお金を使って、米紙「ニューヨーク?タイムズ 」で広告を出しました。内容は自分が体を鍛えるための気功だといい、宗教組織であることを否定し、アメリカ人民の同情を引き出そうとしました。世界宗教指導者が参加した「ミレニアム世界平和サミット」が行われたところ、李洪志はスタッフに国連本部の近くに法輪功は信仰であるという内容のチラシを配布してくださいと言いつけたし、自分も宗教指導者として大会に参加しようとしました。李洪志は本当に大会へ申し込みました。しかし、主催者から「法輪功は宗教かどうかを別として、今回大会が誘った宗教の創立者は全部なくなったが、あなただけが生きたため、誘うことはできない」と答えられたそうです。李洪志は門前払いにされました。会期の中に、われわれ中国宗教代表団は非常に注目されまして、記者によく囲まれたが、その中に、法輪功信者も記者のふりをして混ぜていました。彼らは法輪功をめぐって鋭い質問を聞いたが、わたしたちの代表は邪教が社会を危うき、命を殺す活動を反対する立場を見せ、大会から理解と尊重をもらいました。
2001年春、わたしは非政府組織(全国婦人連合会)の代表として、ジュネーブで開かれた国連第37会期人権会議に参加しました。この前、アメリカなどの国は人権会議で中国が人権を侵害していると指摘された提案を9回も提出したが、通過できないでした。今回は10回目の提出でした。法輪功からの邪魔で、「人権」をめぐって鋭く戦いあいました。この会議では、各国政府代表はもちろん、非政府組織も5分間の発言時間があります。会議する前、わたしたちはパレ?デ?ナシオンの前、中国国内1万人がサインした「法輪功に反対する」という長い絵をみせました。それに対し、法輪功メンバーも行動をとりました。会場外の広場で、たくさん黄色ベストを着た法輪功メンバーを集めさせ、気功をやらせたり、請願させたりしました。会場の中に、彼らは中国を分裂しようとするダライ?ラマグループと組んで、発言したり、材料を配布したりして、中国では宗教信仰自由がないと中傷した。わたし、仏教とイスラム教指導者の発言は事実を述べながら、各宗教が中国で自由に活動している真実の状況を紹介しました。陳果のおばさんの発言では、法輪功のせいで陳果と母親は天安門広場で自己焼身の経過を訴え、皆さんに大きいな衝撃を与えた。その後、わたしたち聞いた話では、反中提案は通過できなかった(あれ以来、このような提案も出さなくなった)ので、法輪功の破壊計画は失敗でした。
筆者:牧師、2003年にカナダに訪問したときはいかがでしょうか。
曹牧師:カナダにはキリスト教を信仰する人が多くいる。あの年、わたしたちはカナダ政府に誘われ、国家宗教局の局長葉小文が団長とし、中国宗教事業代表団(政府役員、学者と宗教指導者)に参加し、高層訪問を行いました。主な内容は、カナダ政府と協会の間、友好イベントを展開することによって、両国民の了解と友情を深めることです。わたしたちはどこへいっても、法輪功メンバーに尾行され、邪魔されました。トラブルを避けるため、時々わざと急にスケジュールを変えたりしたが、効果はなかったです。もっと腹立つのは、わたしたちが泊まったホテルの電話に、わたしたちそれぞれの背景によって、法輪功を宣伝する伝言を残しました。例えば、わたしへの伝言の大意は:あなたは神を信じている。いろんなところで法輪功を悪口を言ったあなたはちゃんと後始末を考えてください。これは宗教の角度からの恐喝でした。わたしは伝言をメモし、団長へ渡しました。その後団長はこの件をカナダ政府の関係者へ話したら、カナダ政府は非常に重視し、その行為はすでに命を危うく恐喝になると思われ、警察を派遣して、わたしたちの正常活動を保護してくれました。あれ以来、そんな状況はなくなりました。
筆者:あなたは中国キリスト教の指導者として、外交事務はきっと忙しいでしょう。
曹牧師:そうです。2006年5月、わたしは中国キリスト教全国両会代表団をつれて、アメリカの三つの都市で「中国教会聖書事業展示会」を開きました。これは中国教会が初めて主動的に自分を宣伝するイベントなので、アメリカキリスト教団体から熱い協力をもらいました。これは中米教会交流史の大事件になりました。わたしたちは中国でのキリスト教を紹介したのに、法輪功とまったく無関係で、法輪功の話もしてなかったが、法輪功組織から邪魔された。
展示会はまずロサンゼルスでうまく行われました。次はアトランタでした。米国元大統領カーターさんは5月19日アトランタでの開幕式にいらっしゃい、熱い会話をしてくれました。展示会が終わる前、法輪功メンバーはきて、会場内でチラシを配布しようとしたが、会場管理の外国友人に止めさせられました。最後はニューヨークでした。法輪功メンバーは開幕式のとき、記者団に潜入し、いわゆる抗議の手紙を講壇の床に投げました。そして、開幕式に出席した国家宗教事務所の担当者にクレームをしたと彼らはいいました。展示会の会期で、法輪功メンバーは毎日時間通りに「出勤」しました。ニューヨーク大聖堂の外に、「中国政府が人の臓器を生きたまま状態で摘出」という噂を書いた看板を立てて、チラシも配布しました。しかし、観光客と展示会の参加者に無視されました。
最後に、曹牧師は言った:私はそんなことを経験したら、法輪功の海外での活動について、二つの認識ができました。一つ目:彼らの活動はちゃんと組織があること。これは絶対個人てきな行動ではありません。わたしの同僚から聞いた話ですが、彼女は米国で、地方からきた法輪功の活動に参加した人たちに同じホテルにとまったことがあります。ある人はその人たちに、絶対服を統一してデモにでてください。その後政治避難を申し込んで、米国の永久住民権がもらえると言ったことを聞こえた。二番目:法輪功の組織は自分の目的と利益を実現させるには、平気に他人の正等権利と自由をうまい、普通の社会秩序を破壊することです。国連大会で発表した「世界人権宣言」は厳かな価値があります。その第二十九条は「人々は自分の権利と自由を使うとき、法律の内容にしか制限できない。この制限の目的は他人の権利と自由を見守り、尊重し、民主的な社会の中に、道徳、公共秩序と福祉を守るには、正当な必要です。」法輪功はその原則を裏切り、世界中のどこでも受け入れられません。