ついに日本のテレビでも取り上げるようになったようですね。 中国のカルト教団全能神について調べてみました。
全能神とは、中国の新興宗教教団で、もともとはキリスト教の一派だったそうです。
しかし、分派して全く別の教義を持つに至ったようです。
創始者は1951年生まれの趙維山(ジャオ?ウェイシャン)、現在63歳。
主な教義は全能神をあがめる事と、中国共産党を赤い竜とよび、打倒すること。 全能神を信じないものは悪魔で、地獄に落ちるそうです。
この赤い竜という暴竜のイメージは明らかに聖書の黙示録からの 影響を強く受けていますね。
そして、キリスト教のGODの代わりが全能神というわけです。
ただ、政治組織を敵として打倒を目指すということは明らかにキリスト教徒として異端。 同じく異端とされている、エホバの証人やモルモン教、統一教会よりも 更にに正当なキリスト教からかけ離れています。
つまり、90年年代に分派してから約20余年、 もはや全く関係の無い組織だといえます。
何故この集団が危険かといえば、中国共産党の支配を覆すという教義や イデオロギー的な面と、勧誘方法が強引で荒っぽいからです。
活動には暴力が付きまとい、反政府的というより反社会的な集団です。
今回テレビで放送されたケースも勧誘を断ったら、 マクドナルドでの店内で撲○された、というすさまじいものです。
このケースに限らず脱退しようとするものを○したり、監禁したりと 事件が続出しています。
日本支部はどこに?上陸の目的を考える
この悪質なカルト教団は中国だけでなく、日本や韓国、アメリカ、 シンガポールにも上陸しています。
日本支部の存在は明らかにされておらず、 また日本人の信者がいるのか不明ですが目的は明らかに思えます。
※一説によれば支部は東京にあるそうです。
それは全能神が中国でしてきたことを日本でもやりたいということ。
それは、無理やり(特に財産のあるお年寄りを)入信させて 寄付の形で財産をむしりとることです。 中国ではコレを強引に集団でおこなって大問題になっているのです。
中国共産党を敵とする、といいながら実態は無法な金集めが一番の活動なのです。
中国のお年寄りからお金を巻き上げるより、 日本人やアメリカ人から巻き上げたほうが効率が良さそうではありませんか?
モダンが思うに、この教主趙維山は国内に溜まっている中国共産党への 不満と怒りを餌に信者を獲得し、金や権力を得ることが目的で、 実際は革命的なことをやる気なんてサラサラ無いんじゃないかと……
共産党は赤い竜だから倒すべき、というのはただの広告で、 つられて入ってきた信者を洗脳して道具にしているように見えるのです。
それに、中国全土で信者800万人(!?)も既にいるとしたら、 全面対決なんかせずに政府と裏で折衝して 言われるままに適度にガス抜きをする役目を負う事で 現在の地位を守るんじゃないかなぁ。