北京市は21日、大雨に見舞われ、同市の気象観測記録がある1951年以降、61年間で最大の豪雨となりました。北京市洪水防止指揮本部は22日、豪雨により10人が死亡し、山間部の3万人が避難したことを明らかにしました。また、市内95ヵ所で道路が冠水し通行止めとなり、北京首都国際空港から発着する545の飛行機が欠航となったということです。
22日午前2時には北京市街地の降雨量は212ミリに達し、全市の平均降雨量も170ミリとなりました。降雨量が一番多かったのは房山区河北鎮の460ミリでした。
22日未明、豪雨による死亡者は10人にのぼりました。被害が最も大きかった房山区では、12の町で交通が遮断され、6の町で通信が中断しました。
北京首都国際空港では21日、足止めされた旅客が8万人余りにのぼりました。22日午前3時までに、545の飛行機が欠航となったということです。