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日本人カメラマンの見た中国社会 北京で作品展

2013-07-16 ソース:japanese.china.org.cn

  北京の炎黄芸術館で13日午後、外国人カメラマンの作品展「_in China」が開幕した。中国に長期滞在する外国人カメラマン10人が作品を出展し、様々な角度から中国を捉え、中国人や中国社会の今を表現している。うち、日本人カメラマンは3人で、それぞれ西部の風景、中国人の表情、中国の時間をテーマとした作品を展示している。人民網が伝えた。

  ▽佐渡多真子:西部の毛驢(ロバ)を撮影、西部の変化を捉える

  長年中国で暮らし、流暢な中国語を話す。日本人女性の決め細やかさとカメラマンとしての大胆さ、敏感な観察力とプロ精神を併せ持つ――。これが、佐渡氏の第一印象だ。

  豊富な経験を持つプロカメラマンである佐渡氏は、中国滞在が長いことから、中国社会を観察する眼差しにも感情がこもっている。いわゆる「他者」目線で中国社会を観察する人にありがちな「好奇心まるだし」の感じがないのだ。

  今回の作品展では、北西部文化のシンボルである「毛驢」をテーマに選んだ。なぜロバに焦点を当てたのかとの質問に、佐渡氏は「ロバは頭が良く、人にもよく懐く。馬のように人を見下した感じがない」と語った。

  佐渡氏は何度も新疆各地を訪れ、モノクロでロバのシリーズ写真を撮影した。まるで、西部の景色を活き活きと描いた映画のようだ。

  「広大な中国西部には今、大きな変化がもたらされている」と語る佐渡氏。時代の変遷に伴い、伝統的な文化的シンボルにも変化が訪れており、これらに常に注目し、記録していくことが西部の変化を独特の視点で観察することにつながるという。

  ▽福原健三郎:様々な中国人の表情を撮影

  フランスで7年間過ごし、ポートレート撮影を得意とする福原氏は、2007年から北京での生活をスタートした。多元的な文化背景と国際的な視野を持つ福原氏は今回、異なる地域?年齢の中国人の表情を捉えた作品を出展した。

  風景の撮影とは違い、人物撮影ではカメラマンと被写体である人物との関係作りが最も難しい。偏見を持たず、まっ白な状態で被写体と接し、被写体の選択を尊重する。これが福原氏のやり方だ。

  福原氏はは人物撮影の際、まず被写体の同意を求め、自分の目的を正直に説明した上で、相手の意見を十分に尊重する。これは被写体の心の世界に入っていくために必要な準備となる。

  福原氏は事前に何か目的を決めてから人物撮影を行うことに反対している。作品展を訪れたある人が福原氏に「表現したいテーマを事前に設定してから被写体を探すのか」と訊ねたところ、福原氏はこれを否定し、「カメラマンが写真に何らかの意味や意義を持たせるわけではない。写真の持つ価値は、見る人が体験し、発見するもの」と語った。

  ▽金沢友那:時間の経過を記録

  金沢友那氏は、女性画家?カメラマンであると同時に、中国人の夫を持つ日本人女性である。この特殊な立場は、彼女の作品にどのような影響を与えたのだろうか?

  金沢氏は長年中国で暮らす間に中国社会を深く理解し、「中国家庭」の一員として、日常の交流の中で多くのインスピレーションを受けた。

  金沢市は作品の中で時間の経過を捉えようと試み、写真の中で動的な時間の変化を記録している。

 

 

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