第18回日中国際交流子供将棋大会が14日、北京日本人会、北京日本人学校、北京将棋倶楽部と国際交流基金北京日本文化センターの共同主催により、日本文化センターで開かれました。
在中国日本国大使館の山本恭司公使、日本将棋連盟所属の青野照市九段、室谷由紀女流初段や各主催側の代表者、そして北京在住の両国の子供たち48人および親族が大会に出席しました。
山本公使が演説
山本公使は開幕式で「日本将棋を通して、笑顔と友情が生まれ、お互いを尊重し、相互理解が深まっていく。個人と個人の繋がりは国と国との繋がりに発展する」とし、「日本将棋を通して、日中の子供の未来が明るくなること、子供たちが将来日中の架け橋になることを強く希望する」と述べました。
両国の子供が夢中で対戦
日本人会の宮口会長は「子供同士の文化交流は大変意義深く、将棋を通して互いを理解し仲良くなることは、きっと日中交流が末永く続く基礎になると確信している」と話しました。
今回の大会は選手が年齢別に6組に分かれてトーナメント形式の試合を行いました。決勝戦段階では青野照市九段が選手の試合を分析し、最終的には4人の中国人選手が勝ちぬき、後日の試合で改めて優勝者を決めるということです。6組別の大会成績は、3位以上の入賞者のうち、中国側が6割から7割を占めました。また、大会以外にも交流試合や中日の茶芸を体験するコーナーが設けられました。
中国茶を体験する日本のゲスト
将棋大会に参加した多くの中国人選手は北京将棋倶楽部の李民生代表の学生で、李代表は1995年以降日本将棋を通じて中国と日本の文化交流を促進し続けた功績から、今年の外務大臣賞を受賞しました。(取材、撮影 張怡康)
観戦する李民生代表