中国郵政は8日、旧正月(春節)に向けての年賀切手を10日に発行すると発表しました。この切手はAR技術が採用されておりインターネットを通して楽しむことができ、スマートフォンのアプリ「E郵互動」をダウンロードし、切手を読み取ることで、3D動画を観賞することができます。
この年賀切手は清華大学美術学部の呉冠英教授がデザインしたもので、漫画調の2人の子供がメインになっています。子供の名前は募集し、それぞれ「歓歓」と「喜喜」と名づけられました。その両側には中国の建築文化を代表する門礅(門扉前に置かれる彫刻が施された石や木)と春聯(旧正月に門などに飾られるめでたい文句が書かれた1対の赤い紙)が描かれ、背後には古典的な丹塗りの門が配置され、豊かさを表しています。そして門の中に1つの照壁(門を開けても外から直接中が見えないように門の内側に設けられた塀)があり、その上には「福」の字と羊の切り紙が貼られています。このデザインは伝統と現代の対比と融合を具現化し、中国の伝統的な新年を迎える風習が今日まで承継されていることを示しています。(玉華、小山)