高級有機茶を植える茶畑
江西省撫州市資渓県嵩市鎮の山奥に、特別な茶畑がある。特別というのは、この茶畑の会員になれば、いつでもどこからでもインターネットを通じて茶畑の生産状況、茶葉の加工状況をチェックできるからだ。
この茶畑は資渓一畝茶園有限公司のもので、創始者は林暁泉氏。2008年、林氏は実験的に有機茶栽培を始めるために、いくつかの有名な茶葉産地を検討した結果、最終的に資渓県嵩市鎮の山奥を茶畑の生産基地に選んだ。
2012年、林氏はこの山奥で高級有機茶を植える茶畑2600ムー(1ムーは667平方メートル)を開発し、資渓一畝茶園有限公司を創立した。林氏は内蒙古自治区シリンゴール草原の牧畜民と契約を結び、長期的に羊の糞を同公司に供給する契約を結んだ。また、茶畑に貯水池を作り、山間の渓流を引いてナノテクノロジー処理し、点滴かんがいを始めた。さらに、病虫害の予防?対策では決して農薬を使わず、自然界の天敵関係を利用した。
資渓県のエコ環境は全国的に有名だ。ここには、国家級名勝地の大覚山、国家級自然保護区の馬頭山、国家級森林公園の清涼山、九龍湖などがある。大気中のマイナスイオンは豊富で、「天然の酸素バー」と呼ばれている。また、資渓県には828種の植物を有し、そのうち、希少樹種は150種余。金銭豹(銭状のはん点のあるヒョウ)、ヒグマ、バーラルなどの希少の動物も生存している。