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貴州・都匀市 農村宿泊事業など茶産業を推進

2015-10-27 ソース:peoplechina.com

 

   お茶栽培に適した都匀の螺絲殼山。少女たちが懸命に茶葉を摘み取っている

毛尖鎮は都匀毛尖の中心的な生産エリアで、貴州省都匀市の中心部から三十数キロ離れた螺絲殼山頂に位置している。平均標高は1400メートル以上あり、雲と霧が立ち込め、降雨量は十分にあり、土壌は有機物に富み、茶樹の生育にとても適している。今年48歳の張光輝さんは2008年、村のほかの7戸と共同で螺絲殼河頭茶葉農民専門協同組合を設立し、一元的な加工と販売を始めた。適切に加工された新茶は500グラム1000元以上で販売できる。お茶農家たちは新茶の利益を受け取り、協同組合の規模は絶えず大きくなり、目下146戸の村民が加入している。茶畑の面積は7000ムー(1ムーは約667平方メートル)に達し、このうち5000ムー余りで摘み取ることができる。張さんは「昔は政府に助けられていたが、今では村民の3分の2が車を買った」と胸を張る。

 

村民を率いてお茶を植え、富をもたらしたエピソードを語る張光輝さん

最上級の都匀毛尖を500グラム作るには6万以上の新芽が必要であり、その貴重さは明らかだ。さらに茶葉の摘み取りから熱処理まで完全に手作業で行っている。これは品質の高さを保証するが、生産量には限りがあるため、往々にして供給が需要に追い付かなくなる。張さんは「今後、茶畑の規模を1万ムーにまで広げ、最高級の新茶で手作業を堅持するとともに、ハイテクや機械設備を取り入れ、これまでずっと浪費していた夏と秋のお茶資源を利用し、伝統的な作業と工業の標準化を同時に推し進め、一般市民にも飲めるお茶を作りたい」と語る。

 

  黔南州貴天下茶業有限責任公司の機械化された茶葉加工室

黔南州長の向紅瓊氏は9月の茶産業発展大会で「お茶の産業チェーンを一歩一歩延ばし、お茶ツーリズムの発展に力を入れる必要がある」と指摘した。昨年末に貴陽―広州間の高速鉄道が開通したのに伴い、かつては交通が不便だった黔南地域は珠江デルタの3時間圏、貴州省省都?貴陽市の1時間圏に組み込まれ、ますます多くの人たちが都匀でお茶ツーリズムを体験するようになっている。「村は積極的に政府の政策に応じて村民たちに農村宿泊事業を経営するよう奨励し、お茶ツーリズム発展に力を入れている。都匀は風光明媚で、美しい山と川、おいしいお茶がある。ぜひ都匀でお茶と観光を楽しんでほしい」と張さんは呼び掛けている。

 

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