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最強クラスの寒波襲来に備える中国

2016-01-22 ソース:japanese.beijingreview.com

 

20日は、1年で最も寒い日とされる二十四節気の「大寒」だった。ここ数日、中国の東北、華北地域では、今年の冬で最も冷え込みが厳しくなり、凍える寒さとなっている。中国中央気象台の予報によると、シベリアから最強クラスの寒波がやって来るため、21日以降、中東部地域は北の方から南の方へと寒さが一層厳しくなると見られている。新華社が報じた。

今週、北京は今年の冬で最も寒い1週間に。北風が冷たく、骨までしみる寒さになっている。そのため、マスクや帽子、手袋、ダウンコート、スノーブーツなど、完全防備で寒さ対策をしている人の姿が目立つ。だが、この寒さは始まりにすぎない。

現在、シベリアでは最強クラスの寒波が控えており、今後1週間、最高気温が0℃を切る日が続くなど、北京は厳しい冷え込みが続く見込みだ。新疆維吾爾(ウイグル)自治区と東北地域の東北の一部を除く中国のほとんどの地域がこの大寒波の影響を受けそうだ。

 

 

 

 

中央気象台の予想では、21-25日、西北地域の東部、内蒙古(モンゴル)自治区、華北、東北地域南部、黄淮、江淮、江漢、江南、華南、西南地域東部の気温は6-8℃下がり、江南東北部、雲南省東南部と南部などでは局地的に10-14℃下がることになりそうだ。

今回の寒波の影響で、南方の13の省?区?市の多くの地域で、雨や雪が降ると予想されている。また、中東部でも気温が大幅に低下し、局地的に最低気温の記録に迫る所も出そうだ。

記録に迫る最低気温とは、実際にどれほどの寒さなのだろう?各地の気象台の予報によると、江西省では23-26日、1992年以来24年ぶりの寒さとなる見込みで、気温が下がって雨や雪の天気になりそうだ。上海気象台が19日に発表した予報では、華東地域が大雨や大雪になるにつれ、上海では30年に一度の寒波に襲われ、最低気温が―10℃になることもありそうだ。また、浙江省では22-25日にかけて、まれに見る寒波となり、多くの地域で最低気温が―6℃まで下がると予想されている。その他、湖南省長沙市では、記録的な雪害となった2008年以来の最低気温を記録することになりそうだ。

 

ネット上では今回の寒さが最強クラスと呼ばれ、各地のネットユーザーが「長年タンスに眠っていた『最強クラス』のももひきを出した」、「毎日氷点下の気温が続く週間天気予報を見ているだけで、凍えそう」と、戦々恐々となっている。

まれに見る寒波を前に、専門家は、「広範囲で雨や雪、氷点下となり、農林業や交通、電力、行政、水の供給など各業界や市民の生活に大きな影響が出る可能性があるため、前もって備えをしておかなければならない」と注意を呼び掛け、「現在、南方地域の各地の関係当局が災害予防のための対策を講じている」としている。

 

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