ニイハオ!高橋恵子です。
この4月11日(月)から、北京のメインストリート長安街など一部区間で、電動自転車を含む電動二輪車等の通行を禁止すると北京市公安局交通管理局が発表しました。これは、昨今北京市で交通事故が多発し、負傷者などの4割弱が電動二輪車事故によるものだという背景があるようです。
私が初めて北京を訪れたのは1992年。朝、ホテルの窓から外を見たら通勤の自転車の列が幾重にも重なり、途切れることなくどこまでも続き、まさに動く万里の長城と言った感じでした。それから四半世紀近くが過ぎようとしている今は、通勤ラッシュの主役は自転車から地下鉄、マイカーへと変わりました。
朝晩の交通渋滞、地下鉄の混雑が激しくなったからでしょうか、ここ数年自転車も復活しています。そして、街角でこんな自転車を発見。
そう、自転車は二酸化炭素を出さない、低炭素な乗り物。環境に優しいお出かけ手段。
大気汚染対策の一環でもあるのでしょう、北京では主な地下鉄の駅をでるとレンタル自転車が並んでいます。以前、この「つぶやき」でも紹介されていましたが、登録すれば誰でも自転車が借りられます。
これは、北京だけでなくお酒で有名な浙江省の紹興に行った時もホテルの近くでみかけました。
そして、マラソンで出かけた蘇州でも。
でも、地下鉄やマイカーでの移動に慣れてしまうと、ペダルを漕ぐのはけっこうシンドイことなのか最近では電動自転車がけっこう普及しています。自転車の気軽さがあって、バイクや車のように額に汗することなく快適に移動できる。ただ、自転車の気軽さで歩道を走ったり、逆走したり。バイクのように猛スピードで走り抜けるものもあります。電動ゆえ音が静かなので後ろから来ていることに気が付かないで道を横切る歩行者との交通事故も多いようです。そこで、冒頭の規制になったと思われます。
便利なものを快適に使いこなすのは、ルールとマナーが必須ということですね。