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春節の龍譚湖公園 今年も日本将棋で対局

2010-02-20 ソース:CRI

18日は旧正月の5日(「初五」)。北京では「破五」と言い、餃子を食べる慣わしがあります。この日も朝から夜遅くまで、爆竹や花火の音がしきりに鳴り響いていました。

◆春節はなんたって縁日!

春節連休まで残り1日となりましたが、市内の龍譚湖公園で行われている縁日は、今日も身動きが取れないほどの人出でした。1984年にスタートし、歴史がまだ浅い龍譚湖の縁日には、ほかの縁日にはない独特の催し物があります。それは、中国棋院が近くにあるという「地の利」を生かし、公園内の展示スペースで将棋や囲碁、チェスなど頭脳ゲームの対決が行われていることです。


龍譚湖縁日の様子

5年前から、展示スペースの中に中国象棋や囲碁、チェス、トランプと並んで、「日本将棋」のスペースが設けられるようになりました。縁日が行われている8日間、毎日、ここで将棋の指導や対決が行われています。イベントの運営は中日両国のボランティアたちの熱意で支えられていることが特徴です。

 

◆龍譚湖縁日の将棋対局

今年の「日本将棋」エリアは四人将棋、指導、対局などいくつかのゾーンに分かれていました。スタート当初から「豊田通商」社の冠協賛で行われている対局は今年、大学生、中学?高校生、小学生の3部門に分かれて行われ、合わせて85人が出場しました。日本からはプロ棋士の中村太地さん(4段)と早水千紗さん(女流2段)が指導と大盤解説に入りました。 

3年連続して来場した早水棋士は、この日に行われた小学生の決勝対決について、「今までは良いところと悪いところが混ざっており、非常にむらがあったが、今回は二人とも安定して、方針を決めてさしていたのが良かった」と高い評価を下しました。

現場視察に訪れた豊田通商株式会社の古川晶章会長(写真下右)は、協賛について「長く継続して参加者を増やし、日中友好のかけ橋になれる何かをやりたいと思ってきた。日本将棋は相手から取った駒を生かすことができ、そういったことを中国の皆さんの経験になって、日中の相互理解と友好につながることができる」と語り、「どの子どもも目が生き生きしていて、それを見るだけで幸せだ」と話しました。

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