【凱風網12月8日 南懐隠】2010年12月1日、カナダの主流メディア『オッタワ公民新聞』（The Ottawa Citizen）はグラン?マクグレーグの報道「移植の訴え、疑わしい」を掲載した。中国が法輪功練習者の器官を活体摘出したというレポートはカナダ外交国際貿易部から強い質疑を受けたというニュースを伝えた。前述のレポートはカナダのダヴィド?キルゴ（David Kilgour）とダヴィド?メタス（David Matas）が書いたものである。
当報道は、連邦政府の役員が「中国は法輪功練習者を殺害し、彼らの器官を摘出」と称するレポートの信憑性を疑うことを伝えた。
もとアルボタ議員ダヴィド?キルゴ（David Kilgour）とレポートの共著者――ウィンニペグ（Winnipeg）弁護士ダヴィド?メタス（David Matas）は世界を回して2006年に発表したレポートで明らかにされたいわゆる「暴行」を述べていた。前述のレポートは更新され、出版されていた。書名は『Bloody Harvest』である。
二人は、法輪功信者数千人が殺害され、腎臓、角膜などの器官を海外の金持ちに売られたと述べた。中国政府はこのことを否認している。でも、レポートは国際上の大ニュースとなり、よく中国人権批判家に取り上げられている。
『オッタワ公民新聞』はカナダ外交国際貿易部の内部文書を入手した。連邦政府は前述の報告をまったく信用しないことはこれで明らかになった。外交国際貿易部の役員に提供する民間が行った評価はレポートの研究方法と結論を否認した。同評価によると、「『Bloody Harvest』の著者は『証拠と活体摘出の言い方は一致しているから、活体摘出はきっと真実である』と信じている」、「この結論は社会科学の研究方法からみれば間違っている可能性がある。二つ、或いはもっと多い現象が同じ時期に起きたことは違う現象の間に因果関係が存在していることを意味していない」。
報道によると、中国政府は死囚の同意を得ずに器官を摘出したことがあったと認めた。しかし、中国政府は現在このようなやり方を禁止した。法輪功信者を集団殺害し、器官を摘出する容疑を証明できる信憑性が高い人権組織は一つさえない。彼らは、ただ「中国には健全な器官寄付制度がない」、「罪を隠すため、器官移植手術は秘密裏で行われる」という基本的な事実のようさそうなもので、政府が暴行を行った証拠とする。
連邦政府の評価で、「『報告で引用した証拠の資料出所はほとんど法輪功信者であり』、また、多くの資料は転述や転述の転述である。中国はキルゴとメタスの入国を禁止し、二人は報告について調査研究を行うことができない。大抵の資料は『カナダでの噂や間接証拠である』」。
キルゴは外交国際貿易部の評価に対してコメントしなかった。しかし、メタスは「評価の内容はまったく正しくない、まったく理屈が通じない」と反駁した。彼は外交国際貿易部のアドバイスを断り、彼とキルゴの訴えは真実であり、訴えは証拠と一致していると語った。「彼ら（外交国際貿易部）は私たちに恥をかかせようとしているが、私たちはそう考えていない。」彼は、レポートで引用した資料の大部分は中国政府のサイトから引用したものであると反駁した。
アメリカ国会研究サービス機関（The U.S. Congressional Research Service）は「報告には新しい情報も独立の証拠取りもほとんどない。そしてロジック推理で結論を出したのだ」と評価した。
(凱風網, 20101年2月8日)
