2013年4月、河北省の関連部門は中功が非合法的に莫大な金額のお金を騙し取った重大事件を解決した。これで湖南省出身、学歴が小学校三年生、60歳あまりの彭水秀を肝心人物とし、数多く省、市の数百名メンバーに関わる地下中功グループを掘り出した。ここまで、中功に騙されていた被害者はようやく目が覚めた。中功が狂気じみたお金を騙し取った真実を天下に披露された。
中功屁理屈にごまかされ、おとなしい民衆は中功マニアになり、沢山のお金がだまされた。その中に、2008年から2012年にかけ、一定期間を経てて、お金を送るため、わざわざ湖南省まで運転していったマニアは数人いた。毎回は袋数個でお金を入れた。数十万元もあれば、百万元、数百万元を入れたときもあった。途中お中が空いたら、家から持ってきたシャオピンを食べた。のどが渇いたら、道沿いのお店でお水をもらった。湖南省に到着してから数袋のお金を彭水秀へ渡した。驚いたことで、お金を受け取ったほうは空白な領収書さえだしていなかった。お金を送るマニアはこれで喜んだ。
彭水秀はいつもマニアに言っていた:「私は師匠を代行して費用を徴収している。私は師匠のため費用を処理している。だれでも生徒から払ったお金のリストをコピーしたり、保存したりしてはいけない。生徒の納入金額を記録してはいけない。お金の行き先を聞いてはいけない。そうじゃないと、私を信じないことだ。私を信じないことは師匠を信じないことと同じだ…」これを聞いたマニアたちはますます「尊敬な師匠」に崇拝してきた。家のお年寄りは病気になってお金に困っていてもほっといていた。子供の学費も払わなかった。食べ物と衣料品にお金を支払うことを惜しんでいたが、すべてのお金をいわゆる「尊敬な師匠」へ「奉仕」してしまった。
中功、全称中華養生益智功、有害な気功組織でありながら、邪教性質を持った非合法組織である。1999年、国からそれを非合法組織だと認定され、取り上げられた。創始者張宏堡は指名手配され、アメリカへ逃げ出した。2007年に交通事故にあって、アメリカで死亡した。しかし、一部分のマニアは彼の名義をのって、あちこちお金を騙し取っている。
張宏堡が創立した「中華養生益智功」は昔沢山の人をごまかした
一体中功はどのように人を騙していたのか
トリックその一:生徒を募集することによって、師事費、伝功費と資料費を徴収する。一人の生徒は全部の功を完成させるには、師事費、一部功費、二部功費、三部功費、四部功費、補導費、円頓功費合計3010元を払わなければならない。彭水秀は資料提供を担当していた。その中、「円頓秘法」という本のコストは数元しかなかったが、2000元の値段で売っていた。
トリックその二:人の業力を消す、魔性を避ける、「プログラムにいれて」治療する(名簿を製作し、その人々に功を発して業力を消したり、災いを解消したりしてあげる)名義でお金を徴収していた。
トリックその三:「奉仕金」「功徳金」名義でお金を徴収していた。少ない場合は数百元、多い場合は数万元が徴収された。
張宏堡
トリックその四:病気を撃退、幸せを守るという「人を救う」名義でお金を取った。被害者に対し、本を買う、師事することで勧誘した。
トリックその五:中功「エネルギー場」の屁理屈を利用し、家庭の揉め事、矛盾を解消する名義でお金を徴収された。これら一般生徒はほとんど農村出身で貧しい人、あるいは病気をもった人であり、弱者グループである。
それ「尊敬な師匠」名義で騙し取ったお金はどのように使われたのか
彭水秀は下位メンバーから送ってきたお金を勝手に家のベッドの下に置いた。外を出かけると、ほとんどは飛行機と高級車を利用した。食事一回でいつも一万、二万元にかかった。彼女は長沙、北京、南寧など地域に沢山の不動産を購入した。ランドローバー、BMW、アウディなど高級車を数台も持っていた。お金を贅沢に使うため、貴重品を購入していた。実際、彭水秀を逮捕したとき、家の中には現金1172万元、通帳貯金1237万元があった。ここで言うべきなのは、沢山の下位メンバーは彭水秀の名前さえを知らず、彭水秀は外で名乗った楊小平という偽名だけ知っていた。警察は彭水秀の戸籍書類をもって、沢山の下位メンバーに見せたとき、下位メンバーは「万能な先生」は偽名だという事実を信じられなかった。