前書
2015年11月22日、「ウクライナ邪教情報サイト」で、ウクライナ女性三人の法輪功への訴えを載せた。法輪功はけっして平和的で、一害もないラジオ体操ではなく、人の心身を損害し、夫婦関係や家庭関係を破壊する邪教組織だという。法輪功の害を深く受けたこの三人の女性は、ウクライナで有名な反邪教人士、ウクライナのドニエプロペトロフスク『公民新聞』の記者グリゴリ?グローバーに援助を求めた。グローバーはこの三人の文を整理して、「誰に対しても無害なラジオ体操か、被害者からの訴え」をテーマとして、「ウクライナ邪教情報サイト」に発表した。
ナタリア?クルニコワ
●ナタリア?クルニコワから。こんにちは、グリゴリ。ちょっと伺いことがあるんですが、法輪功という教団にご興味がありますか。ここでちょっと簡単に説明いたします。私は法輪功を練習してから、もう6年になりました。幸いなことに、それを脱出ことができました。今、昔の私のように狂った状態に溺れている人たちを見かけると、恐ろしい感じがします。若い頃、私は豊胸手術をしましたが、その後大きな問題となりました。癌のような併発症が出たのです。片側の乳房が大きくなったかに見えたが、実は、埋め込んだプロテーゼが壊れたからです。膨らんで固まっています。でも、法輪功では、絶対にお医者さんのところに行ってはだめというのは決まりです。当時の私は苦しんで、夜も眠れないほどでした。怖いことは怖いですが、やはり病院に行きませんでした。一人の女性信者が私に「悟りの境界に達せば、自分の手でそれを乳房から取り出せるのだ」と慰めてくれました。私は座禅を組んで治そうとしかできませんでした。また彼らは、これが死を以て行う試練だよ、パスできなければ、悟りの境界に達せないのだ、と。夫に無理やりに病院に連れていかれました。お医者さんは、もうちょっと遅れたら、大変な健康問題となりますよといって、私に手術をしました。胸の中にあるプロテーゼを取り換えました。すべてはうまく行きました。よかったです。これで私は目を覚ましたのです。これは私にとっては戯言ではないですから。
●ある匿名の者から。夫が法輪功の練習を始めてから4年になりました。私が法輪功の名前を知ったのは、夫が朝市で李洪志という人が書いた本を手に入れて帰った時からです。その時から、夫が法輪功を練習し始めた。彼はよく言ったのは、法輪功学習者は第三の目を得るということです。彼は一晩中李洪志の本を読んでいた。私が真面目に勉強しない時に、よく彼に言われたのです。妊娠した最初の数か月には、私の体の状況では、たしかにああいう無用なものを練習する暇がなかったのです。子どもを生まれて病院を出た時に、彼が迎えに来ませんでした。花を買ってくれることも忘れました。一晩中に李洪志の本を読んでいたからと彼は嬉しそうに言いました。法輪功の練習とそれに関する本の閲覧のために、彼はよく一人でどこかへ行ってしまいました。私たちを避けようとしていたのです。両親の話によると、夜一人で蓮の上に座った、坐蓮という姿で台所で練習した場面を見かけたという。夫婦喧嘩は何回もありました。彼と離婚することに決意しました。今の彼は精神の面でも、体でも廃れたような感じがします。彼は自分の外見などにまったく無関心です。急に気分が悪くなったり、新しい情報を受けたくなかったりしているようです。こういう急に現れて、脱出しにくい思想が彼を私たちが知らない人に変えたのです。
ナタリアさん
●ナタリアさんから(リヴィウ州チェルヴォノフラード市出身)。こんばんは。お邪魔しました。申し訳ございません。法輪功というチャットグループでおコメントを拝見したのです。この人騙しの組織にお詳しそうですね。実は、夫がそれに陥れたんです。脱出できるかどうか、分りません。彼は一日三時間くらいあのお師匠様の本を読んでいます。それ以外のことにはまったく関心がありません。テレビでも見ないし、教会に行って祈祷をしてもだめ、妻は人を惑わすもので避けるべきだなどはルールです。彼はよく本や新聞を買って他の人に送っています。これは無料だとか、印刷費だけ払ったとか言いました。また、彼は650グリブナ(ウクライナ通貨。2600円相当)をかけて法輪功のバッジのようなジャケットを買ったのです。それは人の注意を呼ぶためにと言われました。お金も捨てるべきだという。お金のことで彼と喧嘩することはよくあるんです。そういう場合になると、彼はお金をどこかに隠して、リシチャンスク市にある「学友」に送るのです。
昨日の朝、私たちがまだ起きていなかったが、彼は慌ただしく家を出ました。リヴィウ(ウクライナの主要都市)にへ集会に行くと言いました。夜になって帰りました。私はもう我慢できないです。家庭はめちゃくちゃになりました。こういう邪教を脱出できると思いますか。キエフへクリスマスパーティに参加に行った時からです。街を歩いているうちに、ある悪魔の新聞紙を誰かに配られました。それを持って帰ったら、夫がその上に載った何かに興味がありそうで、パソコンで検索し始めました。今、二人は見知らぬ人の間柄になりました。今日も集会から戻ってきた彼は、もう一つの部屋で寝ているんです。火曜日に彼は三日ほど姿を消しました。昔と違うのは、甘いものが好きではなくなったということです。魚を取りに行くことも諦めたらしい。愛するものなら何でも諦めようと彼は言ったからです。そして、教会にも行かなないのです。ただどこからたくさんの本や雑誌、パンフレットなどを大量購入して、人と話を書けるとすぐ資料を人に配るのです。
彼はもはや私が知っているヴァディム(夫の名前)ではありません。何の感情もないロボットです。体の健康問題について、彼は法輪功の本を読めば回復できるし、病気にもならない、また、たとえ子供が病気にかかっても側に彼がいればすぐ治れるといいました。うちの自動車サービスセンターに誰かが来れば、彼は必ず人に新聞紙、宣伝パンフレットなどを無料で提供します。本も送ります。そして請願書にサインしてもらいます。彼はそういうサインの収集に熱心です。でも。こういうことは簡単にはできません。毎朝目が覚めると、彼はもういなくなりました。この前も、カルパティア山脈へスラヴ祭に行きました。人が多ければ、やる意味があると言いました。他の人たちは家族連れで休みを楽しんでいますが、わが家のパパは「やる意味がある」という理由で、「学生」たちと一緒にいます。これは真ですか、善ですか。いや、これは、人の我慢できる程度を試しているのです。