ホーム  >  媒体报道

さよなら、カルト村

2017-07-02 作者:随意(编译)

【話題の本】『さよなら、カルト村。』

内容紹介

「お金の心配しないで、言われたことだけやってれば良いんだもん。楽だし私はずっと村にいるよ」  「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、過酷な労働や理不尽な掟に縛られた村の暮らしを受け入れて育ってきた著者は、なぜ自ら村を出たのか? 村で過ごした13歳から19歳までの青春期を描き、当時のマスコミを騒がせた村の実態に迫る、衝撃の実録コミックエッセイ。  朝日新聞、毎日新聞、新潮45、TVブロス、アンアンなど、数多くの書評欄で取り上げられ、「その後の話が読みたい!」の声が殺到した話題作『カルト村で生まれました。』の続編。前作よりすごい、驚愕のエピソードが満載!  思春期をむかえた村の子の毎日(音楽、男女交際、一般の本を読むことは禁止。男子の部屋も女子が掃除!)。  「個別ミーティング」や内容を大人にチェックされる「日記」など、思想をコントロールする村独自の新たなシステムがスタート。  結婚相手は年の離れたおじさん!? 村の「調整結婚」とは?  高校へは行けず、朝6時から畑仕事や鶏の解体など厳しい労働の毎日。

 

  『さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで』

産経新聞社 「所有のない社会」を理想とし、農業を基盤としたコミューンで生まれ育った著者の実体験を描いたコミックエッセー。両親と離され、食事は1日2食、体罰は当たり前という小学生時代を振り返った前作『カルト村で生まれました。』は反響を呼び、増刷を重ねた。「続きを読みたいという声が殺到しました」と担当編集者。本作では思春期を経て、19歳で共同体を離れて一般社会で暮らし始めるところまでを明かしている。

男女交際は禁止。義務教育は一般の学校で受けられるが、高校には行かず農作業などに励む。音楽を聴いたり、一般の本を読んだりすることにも制限が。とはいえ年頃の子らは規則をかいくぐり、著者も隠れて本をむさぼり読む。そして、次第におぼえた共同体への違和感、迷いなど、自立へ向かう心の動きを丁寧につづっている。

黒沢綾子

https://www.bookbang.jp/review/article/526982

分享到: