2009年2月、カルト宗教である法輪功所属神韻芸術団公演がソウルであった。布教を目的とするカルト宗教という特殊性のため、大型公演場所は拒否されたが神韻芸術団の公演は異端の統一協会所属ユニバーサルアートのセンターで公演された。統一協会の核心幹部の朴普熙氏はこの公演を観覧し極賛したという。神韻芸術団公演の内容は毎年その主題が異なったものであった。創造や終末を取り扱ったこともあったが、この公演では中国の小説『西遊記』を取り扱っていた。彼らは公演だけで終わらず露骨的に中国政府を非難した。なお中国はカルト宗教を認めてはいない。
*去る2月4日~8日 ソウルユニバーサルアート統一協会所属 仙和芸術高等学校の芸術団所属)で公演した。
筆者はカルト宗教集団である法輪功(李洪志)の神韻芸術団の公演の大げさな宣伝や活動を見て、芸術団の公演内容が何にか?しかもなぜ入場料が高価な(10万ウォン、8万ウォン、6万ウォン、4万ウォン)もしているのか?などの疑問をもって観覧することにして、 2月6日観覧した。
公演内容要約
第1部(19時30分~20時45分まで) *男女混声団員の中国古典舞踊で始まり、内容は<法輪功 教理的>内容が含まれていた。
第1番目の内容:
女性ソプラノ<法輪功の歌辞内容が含まれていた>声楽
第8番目の内容:
男性テノール 独唱(過去正統文化を中心とした公演だったと説明した。司会者)
第9番目の内容:
迫害の中で、神の道を歩いている。(法輪功の立場で、神の道、男女混声団員)
第10番目の内容:
雪山歓楽、神の道、チベット状況(男子団員)中国の現在状況を中心とした公演だったのだと説明する、司会者)
#破壊された文化を神の道に率いてくる全ての公演内容は神韻芸術団が創作したものであって芸術団員たちは華橋だと紹介した。(司会者)
第2部(21時~22時10分まで)
第3番目の内容:
<JEGONG>というお僧さん(男女混声団員、狂気のあるお僧さんだと皆からからかわれたが、しまいには彼を通じて多くの求道者が現れた。 (法輪功の教祖李洪志を例えたのだと思われる。)
第5番目の内容:
真、善、忍の美展(美術展=男女混声団員、法輪功の紹介を公式的にし、布教する内容;腕を怪我した男性が法輪功を信じて治され、熱心に法輪功の信仰生活をしている場面)舞踊でもって法輪功を伝える事。
第8番目の内容:
男性テノール(法輪功歌辞内容が含まれていた。声楽、アンコールするまでするようにさせる。)
第9番目の内容:
真相を知ることのみ求道する希望、神が人間になって地上に現れた。 (男女混声団員、法輪功の終末論的内容の結論) (参照:宇宙的形態の原型、中央の中の小さくて赤いものが現われる。遠くから見て誰かははっきりしなかったが、筆者が見るには法輪功の教祖(李洪志)と見えた。
神韻芸術団公演結論
神韻芸術団の公演には法輪功の宣伝と教祖李洪志の神格化をする為の布教戦略が見られた。これは単なるスポーツでも芸術でもない。外の異端、カルトと同じく法輪功も同じ脈節で存在するカルト宗教集団であるのが明確なので、中国人と華僑人、しいて総ての世界人の皆は法輪功というカルト宗教にだまされ害を受けないように厳重に警戒すべきである。 (参照;録音 写真撮影、携帯電話使用等を一切禁止している。)
(Antifalungong.jp, 2011-10-27)