布教活動を行なっていた行なっていた「全能神」の信者が、マクドナルドで女性客を殺害したとした事件で、信者2人が死刑判決を受け、今月2日に死刑が執行された。執行されたのは男1人とその娘。
今回死刑が執行されたのは「全能神」の信者だった。この「全能神」は2000年より中国当局から邪教と認定されている。
「全能神」の勧誘活動で殺人事件
事件は2014年の5月に起こった。中国山東招遠市内にあるマクドナルドで、勧誘活動を行なっていたカルト教団全能神のメンバー男女6人は、店内を回りながら、客の電話番号を聞き出していた。
一人の女性客が教えるのを拒んだことから暴行に発展し、殺害した。
この惨劇の様子は監視カメラや、マクドナルドに居合わせた客のスマホで撮影され、すぐに「全能神」の信者集団は逮捕された。
中国のカルト宗教?「全能神」
この「全能神」はキリスト教系であり、中国共産党を「巨大な赤い龍」と呼び、中国共産党を打倒し、新国家を樹立しようと主張しているため、中国当局からは当然、邪教と扱われている。
「全能神」の教義
「全能神」の日本語ブログを見つけたが、胸焼けを起こしそうなので、ネットで調べてみると、「全能神」の教義は終末思想があるようで、2012年人類滅亡説にあやかって、その思想を流布したことによって、およそ千人が逮捕されたという。
また、反ユダヤ的だと誤解を受けやすい、マタイによる福音書の影響を受けているとも見られ、「全能神」が中国共産党を「巨大な赤い龍」と喩えるのも、マタイによる福音書にある悪魔による三位一体の一つ。すなわち、サタンを表している。これは、間違ってはないと思う。
一度「全能神」に入信すると脱会は難しいとされるが、信者になると金銭が支払われるため、貧富の格差を背景に、近年では信者が増加中だという。
http://www.kaburitsuki.com/execution%E3%80%80religious-cult/