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地下鉄サリン事件 22年の日 霞ケ関駅で遺族ら献花

2017-03-30

  

地下鉄サリン事件から22年を迎え、献花し手を合わせる遺族の高橋シズヱさん(手前)=東京都千代田区の東京メトロ霞ケ関駅で2017年3月20日午前10時32分、代表撮影 

13人が死亡、6000人以上が重軽症となった1995年の地下鉄サリン事件から、20日で22年を迎えた。多くの死傷者が出た東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)の助役だった夫一正さん(当時50歳)を亡くした高橋シズヱさん(70)は、同駅で献花した後「ここに来ると、あの日を思い出す」と語った。 

高橋さんは、事件の衝撃や教訓の風化に危機感を募らせており、一正さんの名が刻まれたプレートの前で、オウム真理教による事件を知らない世代に向け「カルトに入れば大勢の人を傷つけると知ってほしい」と語った。一方、教団の後継団体「アレフ」と「ひかりの輪」の関係者が毎年献花に訪れることについて「非常に不愉快。立場を自覚すれば、慰霊の場で手を合わせることはできないはずだ」と批判した。 

事件発生時間に近い午前8時には、霞ケ関駅員が黙とうした。大友豊彦駅務管区長(56)は「新しく入った社員に、事件を必ず伝えていく」と話した。 

事件では、教団元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(62)の指示を受けた教団幹部が、都心を走る地下鉄3路線の5車両内にサリンをまいた。 

関与した10人の死刑、4人の無期懲役が確定。残っているのは、サリン散布役を送迎し、特別手配後約17年間逃亡した元信者、高橋克也被告(58)=1、2審で無期懲役判決=の上告審だけとなっている。(共同)  

http://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00m/040/108000c 

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