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薛紅軍:李洪志の煽りのせいで我々は焼身自殺をした(写真付き)

2011-06-03 ソース:Kaiwind 作者:安尚秀

1月21日午前、記者は1?23天安門焼身自殺事件の画策者と組織者の一人薛紅軍にインタビューした。

薛紅軍は河南省開封市南京巷の古い住宅地の二階建ての家に住んでいる。この家は彼と兄、姉の共同所有である。

薛紅軍は二階でペットの犬に餌を与え、犬の体を清潔にしている。エプロン姿の奥さんは台所から出てきた。二人は快適な暮らしを送っているようである。簡単な挨拶の後、私はインタービューを始めた。

記者:今は何をしているか。

薛紅軍:刑務所から出所してから、私は自分がごく普通な人間だと思う。安穏の日々を送っていきたい。電動三輪車を買って卵を販売している。

記者:焼身自殺事件から十年経ちました。当年の事件の経歴者として、振り返ってみるとどんな感想があるか。

 

薛紅軍の近影 

薛紅軍:振り返りたくない。夢みたいだ。いまなら、絶対焼身自殺をしないが、当時は本当に法輪功に夢中していた。李洪志は経文をいくつか発表した。たとえば、「最後の執着心と別れ」という文章で、彼は「すべてを捨てる勇気を持て」、「常人の執着心を捨て、命への執着まで捨てよう」、「いまこそ最後の執着を捨てる時期だ」、「生死を度外視することができるなら神様だ、できないなら常人だ」云々と説いた。法輪功弟子にとってこのような話はある種の命令である。天安門焼身自殺事件はこんな状況の中で起きた。李洪志の煽りを受けて、私たちは焼身自殺を通じて円満を果たそうとした。

記者:李洪志と海外法輪功メディアはいまでも焼身自殺事件の真実性を否定し、この事件は政府の捏造だと主張している。あなたは法輪功弟子であることさえ認めない。この事件の経歴者としてどう思うか。

薛紅軍(しばらく黙る):真実はひとつしかない。このようなうわさを聞いたばかりの時、私はびっくりした。我々を法輪功弟子と認めないことは李洪志の心細さの表しである。彼はすべての責任を政府と我々に転嫁し、自分の逃げ道を作った。嘘つきは彼の常套である。でも、我々はまだ生きている。彼らの嘘はきっとばれる。

記者:ほかの数人の生還者とあったことがあるか。

薛紅軍:この数人の中で、一番申し訳ないと思う人は王進東さんである。彼は私に勧められて修練し始めた。しかも、私に何回も勧められたあげく修練を始めたのであった。彼の修練と焼身自殺はすべて私のせいである。

記者:現在、法輪功についてどう思うか。

薛紅軍:はじめのとき、法輪功は「体を強健に鍛えること」を建前にしていた。しかし、李洪志は法輪功によって人間が災難から免れられるとかを説いた。これは体を強健に鍛えるための気功にふさわしくない学説だと思う。いま、法輪功は「共産党と青年団から脱退する」と唱え、「蘇家屯の生体器官摘出」ということを捏造している。もう完全に邪教になった。

記者:今の暮らしは?

薛紅軍:今年、私はもう58歳である。私と妻の体はまだ元気だといえる。少し商売をして、たとえば卵を販売するとか、いろいろと苦労するが充実で楽しい暮らしを送ることができる。今の収入に対して私は満足である。

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