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懸崖にいるように(写真付)

2012-11-19 作者:鐘子

  張燕華の夫劉万江は昔からパーキンソン症にかかって、労働労力はほとんどなくなった。夫婦二人は親戚の紹介で、法輪功を練習し始めた。親戚に言われたので、劉万江はパーキンソン症を治療する薬もやめた。結局パーキンソン症が進化して、ぼけてしまった。




張燕華と夫劉万江


  張燕華、今年53歳、吉林省長嶺県流水鎮の住民だ。夫劉万江、今年56歳、1994年からパーキンソン症にかかられ、体力が必要な作業ができない。夫婦は二人の娘を持っている。

  張燕華夫婦は元々長嶺県流水鎮支給販売社の社員だった。1997年、夫婦二人は同時に首になり、二人の娘は高校と中学校の授業を勉強できず、町へ出稼ぎに行った。部屋が道に向いたので、張燕華は日用品雑貨を仕入れて売店をやった。これでぎりぎり家計をささえた。

  1998年10月のある日、地方からの昔同級生だった高傑というが家に訪れた。二人は久びりで、いろいろしゃべった。高傑は張燕華の現状を知ってから、張燕華によく慰めた。その後、高傑は張燕華に法輪功を紹介した。法輪功を練習すれば、体が鍛えられるし、病気も治ると言った。高傑は自分のカバンから法輪功の録音テープ、ビデオと本を出して、全部で300元だった。張燕華にとって300元は決して安くなかったが、夫の病気を治すため、買ってしまった。

  あれ以来、張燕華夫婦は資料に書いた通り、法輪功の練習を始めた。市場がオーペンした日になると、高傑も地方から来て、張燕華の家の前に、法輪功の録画ビデオを流したり、資料を配布したら、法輪功練習者を募集したり、法輪功をおしえたりした。

  ある日、高傑は張燕華の家で、劉万江は相変わらず薬を飲んだことを見つけた。すぐに大法に決心がつかない人に対し、大法は聞かないと言った。張燕華は高傑の話は何でも同意するので、劉万江はあれ以来薬を止めた。

  半年以来、張燕華夫婦は練習ばかりしてきたので、生活は徐々に維持できなくなった。日常な生活に必要なお金なら、家族から借金した。1年未満で、2000元の借金をした。

  張燕華はすべての希望を法輪功に依頼した。昼間も夜も自分が上次元になることを期待していた。自分と夫はいつか天国へ上り、神になり、貧しい生活から脱出できることを期待していた。

  1999年7月22日、国は法律に従い、法輪功を取り上げた。しかし、その時、張燕華夫婦は完全に法輪功に溺れた。法輪功の悪口を言われたら、すぐに怒った。法輪功が邪教だと言われた人を異類だ、円満の道での邪魔物だと思った。

  ある日、上の娘は父親に薬を飲ませようとしたが、劉万江はただぼうとして娘を見たばかりだ。上の娘はいくつか質問をしたが、劉万江は何も答えなかった。彼女はすぐにお母さんに聞いた:お父さんはどれぐらい話さなくなったのか。

  張燕華は驚いた。彼女は全部の注意力を法輪功に使ったので、夫の病気を完全に無視した。

  上の娘はすぐに父親を病院へ送った。診断の結果、劉万江のパーキンソン症は危険な段階に入った。長期間の薬拒否で、劉万江は厳重な言語障害になり、ぼけた。これ以上治療しないと、一生寝たきりになる。

  娘たちは交替して見舞った。病院で10日間ぐらい入院した後、劉万江は退院した。

  劉万江の病気は二人の娘の全部の貯金を使った。生きるため、二人の娘は家をでて、出稼ぎに行かざるを得なかった。

  それ以来、張燕華は表では法輪功と縁を切ったが、裏では、法輪功の円満説に期待したので、時間があったら、家で密かに功を練習したりした。

  2010年、反邪教ボランティアは張燕華のことを聞いて、彼女の家に訪れた。しばらく説得と誘導で、張燕華はようやく悟った。その時、自分は騙されたとわかった。彼女は地下室に隠された法輪功資料をキッチンで全部燃やした。むなしい嘘のために、数十年間を追いかけた。彼女はたくさん払った。

  現在、張燕華の売店は再開した。ただ暇になると、張燕華は心が痛んで考えた。彼女は普通の生活に戻ったが、夫は治療に手遅れたので、ぼけになった。法輪功のせいで、十数年間の夢をした。懸崖にいるように。

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