ホーム  >  受骗者揭露

叔父さんのかつてのスキャンダル

2016-10-25 ソース:krynica.info

 叔父さんは故郷で有名な羊飼いだ。大体羊300頭、牛10頭以上も持っている。もともとはもっと多かったが、叔父さんによって、人に食べられてしまった。なぜかというと、彼は法輪功信者なのだ。では、聞いてください。  

叔父さんの名前は趙富貴、牛や羊を飼いて暮らしを立てている。牛や羊が子を産んだり、病気になったりするときには、叔父さんに任せば済むのだ。世話好きな彼のことだから、何があったらすぐ彼に助けを求める人が多い。家畜の子産みはいつも深夜になる。北国の冬の夜には、零下30℃の気温も珍しくない。彼らは一晩中子牛や子羊の生むことを待っている。それで、叔父さんがリウマトイド関節炎を患ってしまった。数年来、彼はこの大変な病魔に苦んでいた。  

1998年、故郷では気功ブームが流行り始めてきた。ある人が叔父さんに法輪功を勧めた。法輪功で病気が治るという。早く治るように、彼はほかの人と一緒に法輪功を練習し始めた。彼の言うには、効果があるかもしれない、それなら苦しむことはなくなるという。最初の時、叔父さんは薬を飲みながら修行していた。効果が明らかだった。痛みは大分よくなったのだ。これにより、彼は徹底的に法輪功のことを信じて、ずっと練習をしていた。  

 1999年、国による法輪功取り締まりが始まった。家族たちは諦めようと口説いたが、「他の人の事はともかく、俺自分のことはよく知っている。薬を飲みながら練習する俺は、体がよくなったよ」と叔父さんがいつも反発した。だんだん、李洪志への応援を示すために、薬も止めるようになった。その後、彼は信者たちとの連絡はますます多くなった。彼は、自分の体験で周りの人に法輪功の「メリット」を紹介し、法輪功を取り締まるべきではないと宣伝した。彼はその辺りの有名人だから、彼の言葉を信じて、国のやりかたに疑いを抱く人は多かった。  

薬を止めたあと、叔父さんの病状が重くなった。「もうやめようよ、ほら、病状は重くなっただろう。法輪功なんて効き目が全然ないじゃん。やっぱり大都市の病院へ行って治療を求めたら」と家族たちは言った。どう説得しようても、役に立たなかった。彼はもう聞かないで、毎日仲間たちと一緒に経文を読んだりして、「円満」とか「レベルアップ」とか意味わからない言葉ばっかり言っていた。  

法輪功を練習してから、叔父さんは家の牛や羊に関心がなくなった。叔母さん一人ですべての家事をしたから、疲れていて、ひどく痩せてしまった。家事をしないどろこか、彼は数多くの牛や羊を徒にしたのだ。故郷では、こういう伝統がある。つまり、尊い客が来れば、羊の丸焼きを用意しなければならないことである。叔父さんはよく教徒たちを家に呼んできて、羊の丸焼きで彼らを招待した。それに、ほかの地方からの親友がいれば、叔父さんの家まで連れて、羊の丸焼きを食べたいとした。あの時、羊は一頭で数百元だから、一年の間に、叔父さんは70頭以上の羊を失った。苦労して何年もかかったあとやがて実を得たのに、こんなに徒に食べられてしまった。そのために、叔母さんは何度も泣いてしまった。  

2002年の冬、故郷は雪害を蒙った。気温は非常に低かった。あちこちに雪一面だった。たくさんの牛や羊が低温で死んでしまって、空一面に飛んだぼたん雪の中で迷子になった人もいる。降り続けた雪の中を、家族全員はどうやって、損害を最小限にするか頭を絞っていた。すると、叔父さんに自分と信者たちに任せればいいと言われたので、みんなは心強くなった。あの日、一日中、叔父さんと教徒たちが取り囲んで座って、「師匠様や、弟子たちの牧畜をお守りください」とブツブツ言った。だが、雪はまた降り続けていた。外に立っている親友たちがこれを見て、頭を振って苦笑しながら離れた。  

この「スキャンダル」のせいで、町の人々は以前のように彼のことを尊敬しなくなった。法輪功がいいという言葉も信じなかった。薬を飲まないで病状が益々重くなった叔父さんを、叔母さんと親友たちが強制で北京協和病院に運んで治療をした。手術を受けた後、だんだん回復してきた。そのあと、家族や反邪教ボランティアたちは法輪功をやめようと彼に口説いた。彼自身も李洪志の法輪功はそれほど素晴らしいものではなく、かえって自分の病気を重くさせた、それに、周りの人々の前に恥を掻いたと分かった。  

今の叔父さんは体がしっかりしている。法輪功なんて全然信じていない。だが、ずっとあの「スキャンダル」を覚えている叔母さんは、時にそれで彼をからかっている。叔父さんも彼女にすまない気持ちを抱いているから、全然怒らない。私たちは面白いと思う。二人はずっとこのように暮らしていけばいいなあと心から祈っている。  

分享到: