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父は私の大学学費を全能神に捧げてしまった

2016-12-05 ソース:kaiwind.com 作者:雛文

私の父は雛全中といい、山東省郯城県の建築会社で働き、元々は責任感の強い人だったが、全能神に陶酔し、理性も失い、私の学費を含めて我が家の全ての蓄えを全能神に捧げてしまった。  

2009年の夏、父は身体が良くなく全能神を信じるようになり、全能神の要求通りにすれば病気を含めた災難が無くなると誰かから聞いた。  

当時母は衣服の商売をしていて何時も忙しく、父親が何を信心しているか注意を払わなかったが、ちょうど私が高3で勉強以外に家の面倒も見られず、父は何にも妨げられずに全能神に陶酔した。神に対する信仰を表わすため、父はしょっちゅう外出して福音を伝え、仕事にも行かなくなったので、会社の上司は父と話したが、仕事を大事だと感じず、聞き耳を持たなかった。20105月、入試前に父の会社の上司が母親を訪ね、勝手に休んでばかりだと解雇される、母親から父親によく注意して欲しい、と言った。私はちょうど学校が休みで家にいたが、父のやり方が理解出来ず、母と一緒にどうしたのか、何故仕事もしないのか、全能神の伝導がそんなに大事なのか?と聞いた。父は、信心は一家のためだと言い、例を挙げて、信心を始めてから子供の成績は良くなり、家庭は更に仲良くなり、病気も無くなった。と答えた。私は父に、全能神は私が進学するのを助けてくれるの?と聞くと、はっきりと全能神は我々の全てを護ってくれる、ただ心から全能神に従う事だ、と言った。母は怒り、父を罵り、もしまっとうに仕事をせず、仕事を逃したら離婚する、と言った。父はそれほど母に反対しなかったが、私には父が全く母を理解していない事が判った。案の定、その後間もなく事が起こり、その7月に何度も勝手に欠勤したため解雇された。更に不思議なのは、9月に大学に行くため、母は家のお金の一部を私の銀行カードに移そうとしたが、銀行の担当者は母に、母の金は全て引き出された、と説明した。母は急いで帰宅し、他の預金カードを探したが、それも無かった。父に問い質すと、父は平気で金は全て全能神の執事に渡した、との事。母は“娘の進学はどうするの?”と聞くと父は私を見ながら、全能神がいなければ娘は大学に合格出来るはずがない、と答えたので、母はその執事に会おうとしたが、執事は既に我々の県からいなくなっており、父はその名前すら知らなかった。  

母は父が騙されたと思い、警察に訴えたが、警察は、全能神に騙された事件は犯人不在の事件で解決は難しい、との事だった。  

こうして、母が小さな商いで苦労して稼いだ金は、父のお陰で無駄になり、私の学費は親戚が集めてくれた。  

私の進学後、母は反邪教ボランティアに頼んで父を救い出した。父は眼が覚めてから自ら工事現場で一番辛い仕事をやり、私と母親にした事を償った。現在我が家は全てが正常に戻ったが、父は何時も気にしていて、家中の6万元の蓄えを邪教に“捧げ”、自分の娘すら顧みなかった、本当に不思議だ、と言っている。  

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